海外から来た方に日本的な所を紹介し案内することは普通ですが、海外からの方に日本の知らない事や所を教えられることもあります。
春日井市の薪で炊く中華そば屋さんは、日本生活の長かったKENに教えてもらったし、昨日名大祭前に足を運んだ、桃厳寺もプーリー君に教えてもらいました。
桃厳寺は名古屋大学のすぐ北側にありました。とても大きな銅製の大仏があるのと、東大寺と同じように尺八を吹く天女の灯篭があるとのことで、短時間ですが参拝してきました。
何時も通る道沿いが入口 参拝用駐車場もあるので便利です。
織田家ゆかりの寺のようで歴史的にはかなりさかのぼります。移転はしているようですが。
街中とは思えぬ広さと静けさ。落ち着きます。
少し痛んでいるが、存在感のある和風の建物
竜宮城の入口のような門(行ったことないから知らんけど)
お寺の方が黙々を草抜きをされています。
「おはようございます、お邪魔します。」と声をかけると、
手は止めないまま、小さくうなずかれた。
これもお勤めとはいえ、大変だ。
突き当りを案内に従って右に折れ、階段を下る。
突然大仏が現れ驚く
なかなかの存在感です。
あまり語られないのは、こちらはまだ建造50年ほどの新しいものだからでしょう。
奈良大仏、鎌倉大仏は当時の国家プロジェクトですし・・
大仏配下には象やお坊さん、様々な動物たちがリアルに表現されています。
緑色は銅の酸化した緑青によるものと思っていましたが、現地へ行くと、緑に塗装されていました。
このあたりが、現代の大仏に見える所以でしょう。
一方、古い寺だけに、歴史を感じるものもあります。
向かいには、大仏様の手のひらが 所詮私たちはこの手のひらの上の世界に生きっている?
それとも、万人に手をさしのべて下さっている?
あ、もう時間だ、名大筝曲部演奏に行かねば。
石段を上ると、木々の間からお顔が見えました。
演奏会場には20分前に着けました。
私の知らない、静かで落ち着いた寺でした。
ところで、寺のもう一つの目的、尺八を吹く天女、の確認をしわすれた。
しまった。
もう一度行き、じっくり向き合ってきましょう。