カナダツアー出発まで10日を切りましたが、準備が進んでいない。

衣類や携行品はあとまわし。3日ほどの下着とパスポートとクレジットカード、常備薬があれば何とかなる。

演奏に行くのだから、楽器と音響機器のことが気にかかる。

大きなホールでの演奏は二回あるので、そこでは現地の音響スタッフとホールの機材をあてにします。

問題は、小さな施設での演奏。

すごく小さな所での演奏は筝、尺八は生音で良いのですが、

大きな空間ではマイクが要ります。今回は最大4名で同時に演奏するので4本のマイクが必要。

現地のスタッフはあまり細部まで確認していないでしょうから、できるだけ持参となります。

1年前のブラジルでは痛い失敗がありました。ブラジルの街は100Vと200Vが混在し、現地の人の言う通りにしたら、苦労して持って行ったアンプを一瞬で壊しました。重い想いをして持って行った、アンプ、スピーカー、マイク、ケーブルが役立たず。

落胆する私を見て、現地の人がお土産に100V~200V対応のパワードスピーカーを買ってくれ、これまた恐縮しました。

今回のカナダは電圧120V。

最初の計画では

パナソニックのワイヤレスアンプを持っていき、尺八はワイヤレスマイク。筝、三味線はポータブルミキサーを介してline入力から入れる。

当然100V仕様だから

ステップダウントランスも用意していくことにります。

ところが、ところが、間違えて、

200V→100V変換のアダプターを間違えてアマゾンで買ってしまった。

何を思ったか、買うときにはカナダは200Vと勘違いしていた。(過去に行っているのに)

一方、ブラジルで買ってもらったパワードスピーカーはワイヤレスがないし、でかい、カバンの半分を占有する。それにユニバーサル電源のアダプターが箱からころげ出て、一旦行方不明ショボーンショボーンえー

プレゼントしてくれた現地の人たちの名前と、PARA TENZAN(典山のために)の字がむなしい。

ええい、ブラジルで200Vかけて壊したパナソニック(フューズ交換で修理済)の耐圧テストをやろう。(ちょっとやけくそだ)

なぜかスライダックはすぐに出てくる。

110Vで保護回路が働き動作停止。115Vで動作再開するが音は出ない。100Vの戻せば普通に作動。

フューズの位置がわかっているとはいえ、過酷なやってはいけないでストです。

そうだ、私の好きなKORGのパワードスピーカーも試しておこう。

この機種はサイズと重量のわりにパワーが出ます。メーカー禁止の対入力電圧テスト。

な、ななんと、この機種は120Vいれても平気で動いている。

念のため、1時間放置しても問題なし。

これで行こう。

bossコンパクトミキサーとの相性もぴったりです。音も悪くない。

17弦の音を大音量で鳴らすのはやや苦しいが、サイズの割に頑張ってくれます。

マイク、ケーブル、ミキサー、演奏用の着物と共にうまく収まったぞ。

コルグ君には、120Vの過去な環境で働いてもらいましょう。(自己責任覚悟)

トランスもいらないし、ミキサーは006P電池でいけるし・・・

あとは隙間にベビースターラーメンや、カラムーチョや、エリーちゃんとエリーちゃん用の着物や、勇者になるためのスポンジ剣も持っていけるぜ。カナダの子供たち待ってろよ。

大人たちにもカラムーチョで日本の菓子をなめてはいけない事を教えてやるぜイニヤリ

私もこれでプレスリーになって尺八吹けるし・・・

かつらはここにクッションとして押し込んであるし

ちょっとは準備進んだかな。