南山大学の聖歌隊、スコラ・カントールムの定期演奏会の裏方報告です。

今年の録音もソニーC38Bでいきます。昨年の多治見修道院での録音でが結果でしたので。

アンサンブル・リベルタの自主製作CDもこれが活躍しています。

これは、自作のワンポイント録音用アーム。カメラの三脚に着けられるようになっています。穴あきプレートとインチネジのボルトを組み合わせただけですが、便利です。

カバンに入れて歩けるので便利です。法隆寺の梵鐘の録音に行くのを想定して作りました。

一週間前よりマイクを乾燥させ、ファンタム電源で電圧をかけてウオームアップしておきます。局用ソニーマイクは♂♀が反転しているのでアダプターが要ります。

事前準備で、問題が出ました。

マイクの残留ノイズがやや大きい。どうもファンタム電源から出ている?

C38Bは本体に乾電池006Pを内蔵できるので(だから四角い形)切り替えてみると、ノイズ減です。今年の本番はバッテリー駆動でいきましょう。

ファンタム電源の平滑用コンデンサの容量抜けでしょうか。また修理します。

演奏会当日朝、神言神学院に向かう。寒い朝ですがよい天気です。

リハーサル前にマイクセット。ベストポイントを探します。

PC録音も考えましたが、使い慣れたPCM-D1にしました。2チャンネル録音ですから。

問題点はマイク入力が不平衡となり、ノイズが乗りやすくなること。最前列センターでケーブル最短の席で録音します。

オルガンは二階です。

やや、低音域が過剰に聞こえましたが、小細工せずシンプルに録ります。ここのオルガンは電子式。

神学院大聖堂は中央のドーム天井が大きく抜けています。

このドームの真下で聖歌隊が歌うことになります。

見上げるとこんな感じ。かなり長い残響が期待できます。

ほとんどが曲面で出来ている建物で、建築屋泣かせですね。よく作ったものです。

 

リハーサルでバランスを見る。

直前リハーサルで指揮する西脇純神父。熱い指揮です。

フルートは西脇良神父。そう、我がリベルタのフルーティストです。お二人の顔と声は同じ。違いは髪型と性格(かな?)

結局本番はマイクが目障りなので高さを下げ、出来るだけ近寄りました。これでも聖歌隊から5mの距離です。本当はもう少し寄りたい所です。鮮明度より、ブレンドされた長い残響の録音になると思います。

本番のようす。

今年から採用されたユニフォーム

無事終了し、オルガニスト、指揮者、フルーティストを称える。

今年も極上の美しいハーモニーを聞かせてくれました。毎年彼らの声を聴かないとクリスマスの気がしません。ひたむきに頑張る若者達は素晴らしい。スタッフとして関われる事を誇りに思います。

聖歌隊中央のメイン位置は、馬小屋のイエス様ですね。

 

番外編

南山周囲のクリスマスならでは関連紹介

 

 

 

 

アドベントカレンダーですね。ドイツの子ども達は毎日これを開けるのを楽しみにしているようです。

何が出るかな。

これが最後に開ける扉

 

 

ことしもコンサートは無事終わりました。マリア様も微笑んでいらっしゃる?

みなさん御苦労さまでした。