国際学術会議(ISEK2024)が、愛知県名古屋市で開かれました。


(右から二番目が国際電気生理運動学会前元会長のProf. Eric Perreault, Northwestern University, USAです。

左から三番目が国際電気生理運動学会の会長のProf. Madeleine Lowery, University College Dublin, Irelandです。)


International Society of Electrophysiology and Kinesiology(ISEK、国際電気生理運動学会)
 本学会は2年に1度、30を超える国と地域から約500人の研究者が集う研究集会であり、「筋電図」と呼ばれる筋肉を動かす際に発せられる生体電位を記録する研究手法などを中心とした身体運動全般を扱うスポーツ・健康科学、リハビリテーション医学、人間工学、情報処理学を専門とする研究者が領域を横断して集結します。

この学会全体の仕切りである、中京大学渡邊航平教授には日頃より大変お世話になっております。教授とは、彼の研究を通じて名古屋高校サッカー部と私も懇意にさせてもらっています。また研究を通じてサポートもしてもらっています。

実は、見た目はかなりインパクトがあります。きらりと光るピアスや、短髪やロン毛など様々な髪型で人を魅了しています。
そんな教授から今回、非常に魅力的な打診がありました。中々あるものではない国際学会が日本で、そして名古屋で行われることと、さらにその国際学会に、高校生を招待したいとのオファーがありました。
研究の内容は電気生理運動学会という、高校生には縁遠い内容ですが、国際学会というものの存在や、研究発表の実施方法などを経験することで、今後の人生の糧にしてもらいという意図での招待です。

早速、高校2年生だけに向けて、連絡ツールで応募をかけてみました。約500人が在籍していますが、たった一人だけが応募をしてくれました。

テスト前の土曜日ということで、行けなかった生徒もいるとは思います。

私は常々、一人の人生が変われば、講演会の実施は意味があると思って、様々な方々をお招きして講演会を実施していますが、まさにその一人だけが参加する会になりました。

口頭発表やパネル発表を聞いたり、実際に外国から来た研究者たちが休憩する場所でランチを摂ったりと、日本にいながら味わうことのできない環境に身を置いた半日になったと思います。

以下感想です。

ISEK国際学会に参加して
この度は活気あふれる学会にご招待頂きありがとうございました。
発表や質疑応答が英語中心だったため、自分の英語力不足を感じましたが、様々な
分野の最新の研究成果を聞くことができ、とても刺激的な経験となりました。
特に印象に残ったのは、喉に金属の板を当ててその音を観察し、被験者の意思を認識できるといった最新技術について知ることができたことです。
これまで知らなかった研究分野の最新情報を得られたのは、大変有意義でした。
また、研究者の方々との交流も貴重な機会でした。研究に対する熱意や探究心を感じ、自分もまだはっきりとはしていませんが近い将来何かに熱心に取り組んでみたいという気持ちが湧いてきました。
今回の参加を通して、研究の世界の一端を垣間見ることができ、大変良い経験となりました。今後も、このような国際的な学会に参加する機会があれば、積極的に参加したいと思います。