板橋区土地開発公社の土地評価審議会と、板橋区財産評価審議会に出席しました。


土地評価審議会は、公社が取得や処分する土地の価格について理事長の諮問に応じて行います。今回は、公社から板橋区が買い取る土地代金や利子分が妥当かどうかが議題でした。


財産評価審議会は、板橋区が取得しようとする土地の価格の評定を区長の諮問に応じて行います。今回は、公社で妥当と判断された同じ土地について、その通りに買い取るかという議題でした。


土地の取得については、区の事業目的や進捗にあわせて臨機応変に、柔軟に対応をすることが期待されますので、必要な用地を一度公社に先行取得させておいて、予算を組んだ上で区が買い取る仕組みになっています。


この仕組みは、板橋区だけのことではなくて多くの地方自治体で導入されて、運用をしていますがメリットともにデメリットと考えられることも指摘されています。


例えば、先行取得の後、区の状況や計画が変更されて用地の買取りが先送りされてしまうケースがあること。いわゆる塩漬けされてしまい、活用が進まない事例は問題です。板橋区も長らく懸念されてきた用地がありましたが、現在は比較的健全に推移しているといえます。


コロナ禍で先送りされた計画用意もありますが、見通しは立っている状態ですので、引き続き注視をする必要があります。新年度、これから評議員も再選出される予定です。私は本日で1年間の任期を終えました。ありがとうございました。


【総務省PDF土地開発公社の現状と課題】

https://www.soumu.go.jp/main_content/000250139.pdf

*ちょっと古いので参考まで。