私の監査委員の任期が5月23日で終わります。この1年間、いくつか監査の手段や目的が異なるものもありますが、ざっと数えて85の対象先を監査しました。監査時間は1時間はしていたので、85時間以上、準備にはそれ以上の時間をかけたことになります。


工事監査では、道路、公園、区営住宅と建築中の現場に伺って説明を受けました。決算監査では、5日間で板橋区役所17部課に対して監査をしました。また、本来1度で監査を終える日程のところ再度現場にいってしつこく確認をさせてもいただきました。それも3現場も。


代表監査委員が送別会のご挨拶で、「監査は、時に厳しい指摘をすることで、職員を奮い立たせ燃え上がらせる応援団なんです」という趣旨の言葉をおっしゃっていました。


私もその通りだと思いました。大きなミスを以後しないように、職員を守ることにもなると考えて取り組んできました。厳しい指摘や細かなチェックもしました。監査を終えて少し時間的に余裕ができたので、これから振り返りをして職員との真剣なやり取りを通じて学んだことを忘れないようにしたいと思います。


任期の1年間は、事務局の方がまとめてくれた事前資料を毎回受け取りました。それは印象的なブルーの封筒に入っていました。全ての資料をお返しして、さっぱりしつつ、少し寂しくもあります。私は監査の仕事が好きで、向いていたのではないかと感じています。