今日は、監査委員としての区切りを迎えて、送別会をしていただきました。議会選出の監査委員として、1年間色々な方にお世話になりながら、たくさんの監査の現場に伺いました。仕事を通じて、貴重な経験を数々させていただきました。


そんな今晩の会食の中で、「相手の緊張をほぐし、普段の能力を引き出すことができるために、『ラポール形成』っていうことがありましてね」と話してくださった方がいらっしゃいました。


私も常々、相手を緊張させずに本来の能力を発揮していただきたいと願っていまして、出席する会議体や委員会や監査でも試行錯誤をしてきました。そんなこともあって、今日は実にためになる示唆をいただいたとその場でメモして帰宅しました。


ラポール形成、早速、家で調べてふむふむとちょっと賢くなりました。元々は臨床心理学の用語でクライアントとセラピストの間の心理状態を示していて、相互を信頼している状態のこと。


こうした状態を形成(ラポール形成)してから、カウンセリングを行うことが重要視されていて、それが緊張している相手を解すための本題に入るための問いかけという今日伺った話に通じていたのでした。


ラポールはフランス語で架け橋。なるほど。尊重と肯定、行動の類似性と同調、ペーシングとリーディング、これまで感覚でぼんやりと実践していたことに初めて名前を得て、頭の中が整理された思いです。


ラポール形成、よく学んで取り入れていきたいです。改めて監査のつながりは私に多くを与えてくれたなと思い至った今夜でした。