緑小学校の体育館の裏手に、落ち葉を腐葉土にするためのコンポストを作ってもらいました。隣接する集合住宅地からでる大量の落ち葉を秋にとっておいてもらって、緑小コンポストは落ち葉で山盛りになりました。



この腐葉土づくりは、そもそも腐葉土を食べるカブトムシの幼虫の餌として、エサの購入費を抑えようとトライしてみたものです。取り組みは始まったばかりですが、昨年仕込んだものは量がぐっと減ってうまく土になったようです。


カブトムシを飼育している方がサンシティに住んでいて、毎年80匹程度のカブトムシを希望する子ども達に譲渡しています。もう何年も続けていて、寺子屋の人気企画になっています。



一部逃げ出したカブトムシがサンシティ敷地内で野生化して、植栽のボランティア活動でチップ化されたクヌギやコナラの中でブリっとした幼虫が育っています。集合住宅サンシティの森が子ども達の体験学習にステキな機会を与えています。



こちらは鳥の水飲み場。サンシティには、水飲み場となる場所が四方にあります。また、鳥が好む実がなる果樹も意図的に植えられました。その計画は今から10年ぐらい前に始まっています。


樹木につく害虫を退治するために鳥を呼び込む庭づくりをしてきたのです。サンシティは、居住地と森が近くにあるので害虫駆除に薬剤散布が馴染みません。そこで、自然の摂理を生かした森の維持を目指しました。



確かに鳥を以前よりも見るようになりました。近くで遠くで鳥の声がよく聞こえます。落ち葉をゴミとせずに資源として、腐葉土にする。また、給食調理で発生する野菜くずを堆肥化する。様々な取り組みが地域と緑小の関わりの中でトライされています。



また、新しいチャレンジも進めようとしています。ゴミを減らして、土や腐葉土として地域で循環させる。持続可能な社会モデルをここから作れたらすごいなと、力を貸してくださる方に恵まれた現状から夢を描いています。