令和5年にオープンした品川区のエコルとごしに伺いました。ゼロカーボンシティ推進調査特別委員会の視察でした。



エコルとごしは、ニアリーゼブを達成し、環境負荷の極めて少ない施設です。板橋区でもZEB認証の施設整備を控える中で、先行する事例として学びました。



建築コストは環境性能が良い資材や設備が入るので通常の1割増しと少なくとも言われています。Low-Eガラス(エコガラス)、地熱利用のヒートポンプ等、一般的な公共施設には珍しい設備が入っていました。



さらに太陽光パネルや蓄電池やコンデンサーなどの設備機器の更新が、通常の修繕費の他にかかりますが、更新費に関しては建築初年度のように助成金は利用できないでしょう。更新する際には、廃棄物、例えば太陽光パネルといったものも生じます。


環境問題に対する建築的、空間的なアプローチとしてZEB化は、1つの手段だと思いましたが、全ての公共施設に取り入れることは、コスト面でも無理でしょう。


板橋区としては、環境に良い「らしい」からやるのではなく、環境に責任を持ち、役割を果たすことが必要です。調査研究を進めます。


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