板橋区議会の都市建設委員会がありました。次第は以下の通りです。

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都市建設委員会運営次第

  1. 開会宣告
  2. 理事者あいさつ
  3. 署名委員の指名
  4. 所管事項調査
    (1)(仮称)仲宿住宅改築事業の進捗状況について
    (2)区内初となる「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく「向原第二住宅団地」建替え事業の実施について
    (3)大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発事業の都市計画について
    (4)大山町クロスポイント周辺地区市街地再開発事業について
    (5)「(仮称)板橋区自転車活用推進計画」の骨子案について
    (6)個別踏切対策に関する検討結果について
  5. 閉会宣告
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4.所管事項調査は、都市建設委員会が扱う都市整備部、土木部、まちづくり推進室の報告について意見をします。コロナ以前ですと、資料説明をして頂いてから質疑に移りましたが、感染予防の観点から省略されたり、要点だけを捕捉されたり時間短縮を図ります。

(1)(仮称)仲宿住宅改築事業の進捗状況については、旧都営仲宿母子アパートの改築事業に関する内容。地上4階建てだった老朽化していたアパートが16階建て129戸のマンションに生まれ変わります。建替時都営住宅区移管事業の枠組みの中で、都からの区へ移管されます。建物の除却は区の財源からになります。

(2)区内初となる「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく「向原第二住宅団地」建替え事業の実施について。「区内初」とわざわざ議題に記載されたのは、それだけの想いがありました。法改正によって認可が都から区の仕事となり、窓口業務も認可のための事務作業もかなり職員負担がある事業だったと伺いました。

委員会終了後に、さらに詳細を伺いました。板橋区内には1793棟、65170戸の分譲マンションがあります。令和2年に築50年を経過した区内分譲マンションは約1900戸ですが、令和22年には28370戸になります。高経年化したマンションは大きな社会課題となるはずです。

(3)大山町ピッコロ・スクエアと(4)大山町クロスポイントの再開発事業の現場の報告を受けました。都市計画決定や工期についてのスケジュールを確認しました。

(5)「(仮称)板橋区自転車活用推進計画」の骨子案についてでは、自転車で安全に快適に移動するための環境整備について意見しました。スマートモビリティについて区の認識を問い、次世代のパーソナルモビリティについてラストワンマイルを念頭に区の検討を支持しました。

(6)個別踏切対策に関する検討結果についてでは、東上線の踏切対策に関する具体的な検討について説明を受けました。費用便益比による検討手法で、簡単に言えば費用対効果を数値で示して政策を決定する方法でした。東武練馬の踏切では、悲しい事故があったばかり。事故が起きにくい踏切のあり方を考えました。