認知症施策に関する勉強会に出席。国における認知症施策の総合的な推進、板橋区の認知症施策、令和2年度の事業実績とコロナ禍の影響、東京都健康長寿医療センターとの連携、令和3年度の取り組みについて伺いました。

 

厚生労働省によると認知症高齢者数は、平成24462万人から「団塊の世代」が75歳以上となる令和7年には、約700万人に達する見込みとされています。65歳以上の高齢者の約5人に1人の計算です。

 

大きな国の課題でありますので、認知症に関する多様な施策推進を図るため、政府は令和元年度に新たな認知症施策推進大綱をまとめており、板橋区も準拠するように施策を進めています。

 

「基本的な考え方」として、「認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し認知症の人や家族の視点を重視しながら『共生』と『予防』を車の両輪として施策を推進」と明記されています。

 

いくつかある具体的な施策のなかでも①普及啓発、②予防は、特に板橋区としては大切な役割を担っています。認知症サポーター講座、認知症講演会、認知症予防講演会、能力アップ教室などなど、行っております。一方で認知症カフェ、家族交流会等、コロナ禍で中止や縮小された事業もあり、今後も実施が困難と思われるものも多くあります。


(令和3年度版ももうすぐアップロードされる予定です)

 

令和3年度も認知症初期集中支援事業は今年度同様になんとか活動を維持しつつ、オンライン活用を増やす、電話による訪問を行うなど、必要な事業の継続を行う方針です。