板橋区役所では、1階ギャラリースペースで「戦争と平和」をテーマに資料展示をしています。区内の子ども達の絵と合わせて、写真パネルもすこしだけ並びます。

金属類の供出は、戦争が進むにつれ区民にも強いられることになりますが、ついにはお寺の梵鐘にまで及びました。出征前に家族と撮るように真ん中の梵鐘を囲んでの写真。檀家さん達でしょうか。


板橋大五国民学校(現板橋第五小学校)の子ども達は、昭和20年間の冬には、群馬県沼田市に疎開をしていたそうです。親元を離れ、どんな生活をしていたでしょうか。雪の中で無邪気な子ども達はみんな笑顔です。

枚数が少ないので、一枚一枚をじっくり見てみました。原爆関連資料も一部ありました。救護所に運ばれてきた負傷者、酷い火傷に苦しむ子ども。目を背けたくなる白黒写真も展示があります。


国威発揚、戦争への機運を高める目的のポスター。独裁国家に感じる類と同じ違和感しかありません。戦後75年の節目に改めて平和の尊さを確かめるきっかけに、この小さな展示ふらっと、偶然にでも、大勢の関心を引くことを期待します。