私の一般質問のつづきです。宜しくお願い致します。

(4) RPAと生産性の向上

RPA(Robotics Process Automationロボットによる業務自動化)、単純なオフィスワークを人間の代わりにロボットが自動的に行うシステムについて伺います。労働力確保は日本が抱える主要な課題となっており、貴重な労働力を効果効率的に配置しなければなりません。民間で進められてきたRPAを自治体の業務効率化のために導入する自治体が現れています


自治体事務は、申請書類の処理や、庁内部所間の連絡調整に大きな時間を費やしていますので、親和性が高いのではないかと感じます。

 

具体的例を挙げますと茨城県つくば市では、2018年からRPA導入が進められ、市民税課と市民窓口課などで大きな成果があり、時間短縮、作業ミス激減たと報告されています入力・確認作業の負担軽減、他作業への注力が図られたことで現場職員からも高評価を得ています

そこで板橋区においてもRPA導入を検討するべき時期にあると考えますが、導入の可能性について教えてください。

 

(5) ドローンによる産業振興施策の提案

ドローンの飛行可能な場所が都内に求められています。先日11月9日に板橋区立第9小学校跡地体育館を会場として行われた、板橋区立企業活性化センターのドローンビジネス研究講座では、定員いっぱいの参加者から多くの評価が寄せられました。


(中略)


とあり、もっぱら都内の外で飛ばせる環境の整備に大きなニーズがあることを改めて認識しました。

 農業においての農薬の散布や山火事や水難事故の人命捜索や被害の情報収集など、国内民間でも自治体でもドローンの導入が進められています。そうした急速に広がるドローンの活用において操縦者の確保やドローンに関する技術や情報の拠点整備が遅れており、関連企業を集積し、研究者・開発者・操縦者が一堂に集まりやすい、飛行場所の確保が期待されています。


もし板橋区内でドローンの屋外飛行場所の確保が実現すれば、関連企業の誘致に大きな前進となるはずであり、区内中小企業との技術連携によるシナジーも期待されます。光学機器分野に強みがある企業が集積してい板橋区にとって空撮機器を搭載したドローンとの相性は良いと言えます。そこで提案ですが、


荒川河川敷の一定区画を屋外のドローン飛行場として開放できるように検討することを提案しますが、板橋区の考えを伺います。
また、ドローンの飛行場として荒川河川敷上空にエリアを設定する上での課題について伺います。

 

余談ですが、今年8月の東京モーターショーではドローンレースが行われました。スカイスポーツの国際連盟であるFAI(国際航空連盟Federation Aeronautique Internationale)公認の国内初の大規模なドローンレース&カンファレンスでした。大人も参加する大会でしたが入賞名のうち名は小学5年でした。未来のドローンレーサーとして活躍が期待されますが、板橋区にドローンの飛行エリアができれば、子どもたちにも身近に操縦を行ってもらえる可能性もあり、未来のドローンレーサーが生まれるかもしれません。どこの自治体よりもいち早く実現することに政策としての価値があると考えますので、実現に向けた努力を要望します。

 

(6) パークアンドライドの提案

アメリカが発祥とされるパークアンドライドは、自宅から最寄り駅またはバス停まで自家用車で行き、自動車を駐車(パーク)させた後、公共交通機関に乗り代えて(ライド)都心部へ移動する方法のことです。メリットは、交通量が集中する都心部の交通量の抑制、排出される二酸化炭素量の削減、パークアンドライド運営による収益や雇用の創出などが挙げられます。

 

三田線の終点駅である西高島平駅から高島平駅間の付近に国や東京都とや民間事業者から広く意見を聞き、パークアンドライドが実現しないか可能性を探るべきと考えます。また、自動車から自転車に乗り代え、荒川土手を下っていくことも可能性があり、これまでのパークアンドライドであるトレイン、バスにバイシクルが加わるパークアンドスリーライドも可能ですし、将来は自動運転のバスに乗り代える未来もやってくるかもしれません。

 

SDGsやSociety5.0の観点からも注目される都市モデルになるのではないかと期待します東京都中央卸売市場板橋市場やトラックターミナルも老朽化をし、全盛期よりも稼働率が落ちていると聞いています、検討する価値はあるかと考えますので、2点伺います。

 

Society5.0の社会を向かうにあたって、都市計画の可能性を追求するべきと考えますがの考えを伺います。先進的な都市計画の事例を国内外に求めて情報収集を行っていくべきと考えますが、いかがでしょうか。
パークアンドライドの検討を求めますが、いかがでしょうか。

 

突然、パークアンドライドと言っても、何のことかと思われるかもしれません。この板橋区の未来戦略の項の最後で意図することは、都市計画を行う際に、広く国内外の先行事例や先進事例を参考にセクシーな街づくりの可能性を探ってほしいということです。高島平は、1872年現在の埼玉県から東京府の管轄となり、高島平の集合住宅地の入居が開始される1972年までの徳丸ヶ原と呼ばれる農地が広がっていたとされています。そこから先人たちの苦労や努力を経て。大きな発展を遂げてきました。人やモノが集積し、世界的に見れば恵まれた都市である東京に位置する自治体として、大きなレガシーとなるまちづくりができるのではないかとの思いからの提案でした。

 

区内各地でまちづくり計画が進んでいますので、これまでも重ねて要望して参りましたが、確かな進捗管理と確実で粘り強い交渉を進めていかれることを期待し、注視しています。


つづく(2.水害対策と防災についてへ)