#02からのつづきになります。#03では、文教児童委員会、都市建設委員会の事業や三特別会計決算について、評価をして、再び賛成の表明をしました。最後のUPとなります。


賛成討論#02<平成30年度板橋区一般会計歳入歳出決算、他3特別会計決算>


次に、文教児童委員会では、平成30年度中、「いたばし学び支援プラン2021」の策定における素案(H30.12/3)家庭教育支援チーム発足(H31.1/24)中央図書館の再整備についての予算計上(工事→都市健)(H30.4/19)(H31.2/20)の説明を求めました。


 八ヶ岳少年自然の家の宿泊棟と野外活動広場は、改修されて今年度リニューアルオープンを果たしました。多くの利用者から評価を受けています。今期は私自身、青少年育成事業中台支部主催の課外研修にて宿泊し、同行した地区委員からも概ね好評でしたが、決算総括での我が会派委員からの指摘について速やかに改善されることを検討願います。

 

その他、板橋区立上板橋第二中学校・板橋区第十小学校の改修工事(H30.5/17コミュニティースクールについて(H30.4/19)小中一貫教育(H30.4/19)あいキッズ小・中学校普通教室等及び幼稚園冷暖房機器更新に向けた取り組み(H31.2/20)についても説明を求めました。

 

 区立保育園全での使用済みのおむつの保護者持ち帰りを改め、各園での処分としました(2018年11月13日13時サンシティ滝の広場にてヒアリングした区民の声を議会に届けました。)我が会派の重点要望をスピード感を持って実現したこと、多くの働く保護者の負担感を減じる良い事業改善であったと評価します。

 

区内の小中学校の不登校者が減っていません。これは板橋区の喫緊の課題であると我が会派も認識しておりますが、いかがでしょうか。「平成30年事務事業実績」においてスクールソーシャルワーカーの活動実績が示されています。対応学校数小学校と中学校を合計して61校、対応人数は253人に対応を頂きました。稼働率はどうでしょうか、ニーズに対して配置は見合っていますでしょうか。切実な不登校や長期欠席の生徒児童数を考えるとき、SSWの増員が欠かせないと考えます不登校となる前に、具体的な対策を覚悟をもって進めることが必要です

 

最後に、都市建設委員会では、平成30年度も大山駅周辺地区、板橋駅西口、上板橋駅周辺地区、高島平地域の計画に取り組んできました再開発を含むまちづくり計画が同時に進みます。取り組む中において計自体に対して、その手続きに対して様々な意見が寄せられています引き続き、粘り強く、着実に進めてくことと併せて、再開発計画の進捗を確かに管理していくことを切望します。

 

大山駅前広場計画に関する都市計画では、素案説明会、駅前広場計画説明会とオープンハウスの開催9/28についてが説明されました。板橋駅前用地(B用地)、板橋駅西口計画の進展8/30西口地区説明会についての説明も求めました

 

「良質なマンション管理等の推進に関する推進条例」の施行に伴い、区内マンションの全数調査が行われました。条例の期待する良質なマンションストックを残していくための第一歩として調査を評価しています。この調査に基づき、マンション内のコミュニティ形成や自然災害への備えを高め、実質効果を上げていくことを期待しています。

 

現在屋外運動場の整工事を進めているところであるが、先立ってプール棟(企H30.6/7)がAZUプールとして再整備が完了しました。区民のスポーツや運動を楽しむ機会を増やし、東京2020大会を直前に機運を高めることにも一役買っており、評価します。

 

 空き家対策として、長らく地域の懸念となっていた成増地域の老朽空き家を行政代執行にて解体し平成30年度に緊急安全対策工事費用及び代執行費用の約75%の配当金を得ました。築約60年の危険な建物の除却と大量の残留物の廃棄によって地域の要望に応え、空き家対策の1つの先行モデルとなったことを評価します。

 

これまで、各委員会の所管ごとに主要施策の評価を述べてききましたが、次に特別会計決算について申し上げます。

 

国民健康保険事業特別会計については、歳入は六百十六億六千万円、歳出は、六百七億一千万円となり、差額は九億五千万円となり、一般会計からの繰入額は、六十八億三千万円となります。

 介護保険事業特別会計については、歳入は四百三億千万円、歳出は三百九十五億一千万円となり、差額は八億二千万円となり、一般会計からの繰入額は五十億五千万円となります。


 後期高齢者医療事業特別会計については、歳入は百十八億三千万円、歳出は、百十七億一千万円となり、差額は一億一千万円の差額となり、一般会計から五十九億九千万円となります。


3特別会計の収入率については、毎年、指摘しています。特別会計全ての保険料収入率に若干の改善が見られますが、まだまだ改善の余地があると思っています。


特に、国民健康保険事業特別会計については、平成29年度の収入率が74.73%であり、平成30年度が76.20%であり、あまりにも低い収入率と言わざるを得ません。国民健康保険制度の改正があり、事務改善の好機と捉え一層の努力を期待します。


介護保険事業特別会計の収入率が93.56%、後期高齢者医療事業特別会計の収入率が97.61%であり改善の余地はまだまだあると思います。


 特別区民税と同様に、負担の公平性の観点から、収入未済の解消に向けて、さらなる徴収努力を要望し、3特別会計全体としては、概ね妥当な決算内容であると判断いたします。

 

最後に板橋区政への注文を3つ挙げます。


1つ目は、議会への積極的な報告を行うことです。各所管が示す主要事業の成果については、所管する委員会内で積極的に報告を行うことを要望いたします。決算報告時に成果として挙げられた内容さらに大きな投資や継続的な財政負担の伴う事業は、議会での十分な議論を経て進めるられるべきです。今後も各所管の経過や成果を積極的に議会に報告してください。

 

2つ目は、新公会計制度導入後の活用です。

「人口動態を注視」しつつ、今後も「財政規律を守る」ということと、公共施設のマスタープランに掲げている「公共施設の総床面積の抑制」を今後も堅持し、未来に責任を持つ区政運営を強く望みます。その一歩として、町田市の事例のように新公会計制度を活用し、職員のコスト意識の醸成・改善と共に、区民への説明責任を果たしていくことを求めます。

 

3つ目は、我が会派・所属議員の要望・政策提案の取扱いです。来年度令和2年度の予算編成についても決算審査や年度内の委員会審査を通じて我が会派や所属議員から指摘された政策提案や意見を十分に反映され、区民の求める区行財政改革を進めて頂くことを求めます。



 

以上、3つを要望しますが、加えて平成30年度行政評価(企H30.9/27)、平成30年度板橋区入札監査委員会審議結果(企H31.2/18)の指摘する課題についても十分に検討されることを求めます。

 

 以上、予算執行は坂本区政の掲げる「3つの基本目標」である「未来をはぐくむあたたかいまち」、「いきいきかがやく元気なまち」、「安心・安全で快適な緑のまちに見合った政策の推進に資するものであり、適正行われたと認定します。


従いまして平成30年度板橋区一般会計歳入歳出決算、他特別会計決算認定に賛意を示し、の賛成討論を終わります。

 

(#01〜#03完了6891文字、読んで頂きありがとうございました!)