教育について9問

次に教育についてです。

初めに教員の職務時間の適正化についてです。教職員の多忙を軽減するために、効果的で迅速な施策の検討実施が不可欠です。

 

1. 自民党議員団としても重点要望している副校長の2人制の検討状況お示しください。副校長の多忙化がメディアでもよく指摘されます。副校長の多忙化は円滑な学校運営や若手教員の指導など様々な面で影響があると現場の声を伺います。東京都の配置基準では、副校長の複数配置の対象校について29学級以上の小学校と標準を定めています。板橋区内の大規模校の状況と教育長のご見解を求めます。


2. また、部活動指導補助員の研修の強化をはかるべきと考えます外部人材を活用していくことに理解をしておりますが、教育現場は、児童生徒を安全に指導することが求められ、順守するべき法律規則規範などがある特別な環境といえます。技術的な指導もさることながら、生徒たちの安心安全のために、さらには命を守るために部活指導に関する必要な研修の導入を教育委員会がするべきと考えます。教育長の見解を求めます。また、現状の部活指導補助員の導入効果と実績を伺います。

 

現行の教職員の負担軽減への取り組みを、区はどのよう実現していくか見通しを伺います。

 

3. 今年度よりICカードによる在校時間管理を6校で行っていますが時間管理の導入によって得られた結果をどのように勤務時間の縮減につなげていくか、教育長の考えをお示しください。(中学2校、小学校3校、今年度1月以降全校実施

 

4. 学校電話自動応答設置による時間外連絡体制の推進を評価します留守番電話の導入は、懸念されていた課題はほとんどなく、夜間の電話対応がなくなったことにより教員が業務に集中できるようになったと現場の声を聞いておりますさらに現状の取り組み広げていくべきと考えますが、教育長の考えを伺います。

 

教育環境や設備について伺います。内閣総理大臣の諮問組織である総合科学技術・イノベーション会議によって「第5期科学技術基本計画」がまとめられました。ICTの進化等によって立ち現れる未来に対し、戦略的に先手を打っていくことが示唆されています。情報社会をSociety4.0とするならば、続く新しい社会はSociety5.0と定義され、ビックデータを踏まえたAIやロボットが人間の作業や仕事を代行することになるなど大きな社会変革がくるといわれます。未来社会についての考察は、機会を別に行うとしても、将来ある子供たちにどのような教育が必要であるか、戦略的に先手を打っていかなければならないと考えます。

 

5. したがって、教育現場にICTを活用していくことはますます進められるべきと、世界情勢を概観し、イノベーションの話題に触れるたびに実感をております。板橋区小中学校においては、タブレット端末の導入を各校45台ずつ配置し、授業のみならず様々な教育活動で有効活用しています。今後の方針について教育長に伺います。効果や実績の列挙

 

施設面での環境についても伺います。今年の夏は酷暑がつづき、各地で日中活動を困難にするような天候が続きました。教育現場においても、屋外活動の禁止、体育やプール中止や長期休暇明けの始業式を各教室で実施したりと少なくない影響がでました。

 

6. 以上のことから、夏季の暑さ対策の必要性が区民の間でも共有されています校庭、学校体育館プールの体育や休み時間での運動では、低、中、高学年ごとに細やかな対策が必要と思われます。農業用ネットで日陰をつくる、体育用の学帽を襟付きのものにするなどソフト面での対策と風通しを良くし大型扇風機やスッポトクーラーなどを広く導入するなどハード面での対策の両方をできることからやることが肝要ではないでしょうか実施可能な対策の研究を速やかにおこなった上で、来年度の予算措置を求めますが、考えをお示しください。

 

7. 学校施設改修について伺います。大規模改修とは別に各学校に環境改善のためのリフォーム計画をつくってはいかがでしょうか。あいキッズや土曜授業公開、コミュニティースクールなど学校を拠点とした事業が進み、児童生徒、地域の方々の在校時間が増える傾向にあります快適性利便性を考え、早めの更新を適宜していくことが求められており、快適な空間づくりは喫緊の課題と考えます。また改築校と未改築校との環境差が、教育の公平性の観点からも課題であると申し上げておきたいと思いますが、見解を伺います。

 

8. いじめ対策として全国手上げ方式で無料通話メールアプリLINEを活用した生徒への相談窓口を開設し、多くの件数の相談が寄せられました東京都では、8月25日から9月7日の午後5時から午後9時までの間、都立高校生を対象に試験的に実施されました周知用のカードのQRコードを読み取るだけで気軽に相談が可能となります。相談の方法は様々な方法が用意され、子供たちが利用しやすい手段を選択する余地があるべきと考えます。電話相談よりもLINE相談の方が今の子供たちにはハードルが低く、相談が寄せられたと私は解釈しました。しかし、LINEの相談窓口を常設で維持するには、人材配置や利用時間などまだ検討するべきことは多く、導入するには課題があるようです。東京都の実施結果について教育長のお考えをお示しください。


9. 教科書の詰まった学校カバンが全般的に重いと保護者や児童生徒から声を伺います。ランドセルやスクールバック内容量の軽量化、例えば30%減の」などの目標設定基づいて具体的な取り組みを求めますが、いかがでしょうか。英語科導入もあり、教科書はますます増える傾向にあると懸念します。