11月27日、板橋区政に関する一般質問を行いました。6項目38問分割して掲載していきます。


ちょっと長いですが、興味をお持ちの内容だけでも見ていただけたら、嬉しいです。区長と教育長からの回答は、データを受け取り次第、アップします!



1【水害と土砂災害対策について】6問

はじめに、水害と土砂災害対策についてです。

今年も振り返ると日本各地が災害に見舞われ、年の暮れも近づく今も心穏やかではない日々を過ごされていらっしゃる方もおられます。一日もはやく日常生活を取り戻すことができるように心より願っております。

 板橋区においても災害から教訓を生かし、想定できる様々な事態に対応した準備を物心両面で進めてゆくことをお願いしたいと思います。区民の安心安全のため奮闘する職員の皆様に心から感謝をし、近年頻発する水害と土砂災害に関することついて質問をさせて頂きます。

 

1.  都市型の大規模かつ広域な水害から身を守るためには、早期に適切な避難を実施するしかないと考えます。荒川流域の区内エリアは、国交省被害想定に基づいた浸水ハザードマップで最大5mから10m想定で浸水する地域を示しています。板橋区として現在想定する最大の水害被害の想定域、想定期間説明ください。


 

.過去の教訓を生かし、災害対策基本法の改正によって、市町村長は「避難のための立ち退き」に加えて「屋内での退避等の安全確保措置」も支持できることになりました。避難に関する判断については重い責任が伴いますが、区長の心構え(区民に対するハザードマップの周知や危機意識の醸成など)日常的な備えについて伺います。

 

.地震のような突発的な災害とことなり、水害は発生までにリードタイムがあります。リードタイムで区民に避難行動の要不要の正しい判断をしてもらわなければなりません必要な情報提供を行う中で、防災無線やスピーカー付き広報車からの音声は特に雨の場合は聞こえづらいというデメリットがあります。そこで日ごろから防災無線の放送内容電話でも確認できることを特に浸水や土砂災害が予想される地域住民に周知徹底しておくことが肝要であると考えますが、区長の見解をお伺いします。

 

災害情報提供が行われたとしても、正常性バイアスがかかり避難をするべきときに避難行動に結びつかないことも知られています。正常性バイアスとは、目前で起きている異常な状況を異常だと認識すること妨げる、あるいは過少に評価する心理的な状況を言います。私たちに本来的に備わる心の作用であり、誰にも起こる可能性があります。水害から具体的に行動に移すパターンは、「浸水を目前にして」か、「直接、避難をうながされて」が多く、視察に伺った鬼怒川流域でも鬼怒川は決壊しない、大丈夫だろうという過信が避難を遅らせたと教えて頂きました。水害に対する危機意識の醸成を行う必要があると考えますが、区長の見解と今後の施策の方向性について伺います

 

小学校体育館避難所としての安全性に問題はないか、伺います。公立学校でがけ地に隣接する唯一の学校であり、土砂災害警戒の場合は、避難所として指定されていません裏地の土砂崩れに巻き込まれないかと懸念する声があります

 

.学校の体育館を避難所と考えている区民は多い印象ですが、実際は学校の開放順位があり、図書室や教室が使用可能であることも避難所長や地域住民に積極的に示していくべきではないでしょうか。区長の見解を求めます。夏の暑い日においては、避難時に体育館よりも涼しく快適性が高い教室に移動してもらうことも可能と考えます。また、図書室や教室が条件によっては使用可能であることをしていれば、避難行動や退避行動も変わる可能性があり、また選択肢があることによってより具体的に避難生活を思い浮かべることができると考えます。

(第一次開放区域体育館、第二次図書室、第三次各教室他、第四次教育相談室)