「AI社会を生きる子どもと考える力」河野哲也教授のお話を伺いました。立教大学文学部教育学科で現代哲学や倫理学を教えておられます。

会場の区役所内にある教育支援センターには、小中学校の先生が200名も仕事終わりに自主的に集まり、真剣に学んでいます。幼稚園の先生もいらっしゃっていて、この板橋アカデミーの機会が広く支持されてていることがわかります。


技術的特異点(シンギュラリティ)がやってきて、想像を超えた変化がやってくると言われています。AIが浸透する社会で生きていくためには、教育は何を目指したら良いか、雇用、職業、能力、未来、について見通しを学びました。

基礎学力として、思考力、コミュニケーション力の重要性について、さらに思考とは、コミュニケーションとはと問いが深められました。


河野教授は、NHK Eテレ「Q〜こどものための哲学」の監修や哲学対話授業を各地で行うなど、多方面でご活躍です。

NHK Eテレ NHK Eテレ「Q〜こどものための哲学」

NHK for school「みんなでかんがえるのうた」

***メモ***

*個性があることは人を尊重することの基本ではないか。

*結論ではなく、過程(変化)に重要性があるのが、哲学対話。

*結論づけたいのは、思考にケリをつけて終わらせたいのではないか。

など、備忘録。


「思考力」を高めるためにどのような対応が必要かという、対話のグループワークでは「待つ」ことの大切さを示して頂きました。なるほど。

ありがとうございました!