713日、景観行政を推進している芦屋市に都市建設委員会として視察に伺いました。同市では、景観地区指定、屋外広告物条例、民地への規制が厳しい中で、公共も街路樹整備や電柱の地中化などに力が入ります。無電柱化に関する取り組みについて学びました。



芦屋市の無電柱化率は、14.0%(東京都7%)、市道延長218.72㎞に対して、無電柱化路線30.55㎞となっています。無電柱化路線の詳細は、歴史的に古くから美観に対しての取り組みが住民から進められてきた①六麓荘地区(単独地中化方式4.58㎞)、②湾岸の南芦屋浜地区は開発面積125.6ha(電線共同方式6.05㎞/要請者負担方式11.27㎞)、③山手幹線(電線共同方式2.28㎞)、④その他(電線共同方式 2.95㎞+α)。①〜④までを足して30㎞が無電柱化されています。




しかし、電力会社への協力要請や1キロあたり5億円かかると言われる予算確保、キュービクル等地上機器の設置場所をどこにするか、工事期間中の地域住民の理解をいかにとりつけるか等課題も多い現状です。芦屋市においても、さらに無電柱化を進めることは、簡単ではないと教えて頂きました。


観光地は無電柱化施策は多いが、市街地で進めているところは少ないとのこと。板橋区では。再開発地域を念頭に東京都の補助事業として計画が進みます。学んだことを委員会審議で生かしてまいります。視察受け入れ、ありがとうございました。