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子どもの貧困調査特別委員会の視察で足立区に伺いました。足立区では子どもの貧困対策担当課(しかも課長ポストは2名!配置)を設置し、庁内を仕切り、調整し、プロジェクトの具体化を進めています。
政策経営部内の部署としてあり、課の独自予算は持ちません。しかし区の実情を捉えた施策や支援メニューをそろえ、大変に参考になりました。質の高い支援実施の要因は、区内の現状把握やデータ分析にあります。「未来へつなぐあだちプロジェクト」(実施期間:平成27年度〜平成31年度)に示されています。この点は板橋区で示された案には欠けています。

プロジェクトでは、自治体にできることとして、貧困の連鎖を断ち切ることや、早期(生まれる前から)のきめ細やかな施策の実施を行うことをうたっています。足立区はもともと貧困に対して危機意識を高くもち、行財政運営をしてきた区であります。刑法犯認知件数が23区ワースト1、小中学校の学力テスト結果23区低位。生活保護・就学援助受給者も多いです。

だからこそ、既存の施策をまとめ、さらに注力をしています。街の美化と犯罪抑止運動「ビューティフル・ウィンドウズ」や地域と連携した学習支援・子どもの居場所づくり、自己肯定感を育てる声かけ運動、むし歯の処置状況など虐待が疑われるケースの早期支援(「つなぐ」シート活用)、糖尿病予防を後押しするベシファースト運動(野菜から食べる、飲食店にお通しを野菜にしてもらう)など。

多様な取り組みがデータに基づいて設定された目標に向けて、全庁的に無駄なく行われていました。説明頂いた担当課長の言葉に使命感がみなぎります。視察で学んだことを生かしていきます。

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