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日中、自民党議員団の有志で北児童相談所に伺いました。児童法の改正により、特別区においても単独設置が可能となり、板橋区でも設置することを決めています。

東京都には、現在11の児童相談所があります。北児相は、板橋区、北区、荒川区の地域を担当する東京都の施設です。0歳から18歳の13万人を対象としています。児童福祉司は17名で、地域ごとに分けて板橋区7名、荒川北区6名の班体制で業務をしています。人口7万に1人の児童福祉司が目安でしたが、4万に1人おくことに法改正がされています。

板橋区のケースが3区の中では1番多いです。人口が多いので、仕方がありません。北児相での虐待に関する相談は、976件数、うち板橋区479件(速報値、前年は426件)。板橋区の虐待相談の内訳は、心理的虐待205件、身体的虐待92件、ネグレクトと続きます。近年は、住民の認識も高まっていること、警察が通報を受けて民事でも現場に行くケースが多くなったことを受けて、相談件数は右肩上がりとなっています。


課題は、
①相談所の人材育成や人材育成を行えるスーパーバイザーの育成、
②職員の人事ローテーション(約3年で一人前の仕事ができるようになる頃に配置換えとなる人事制度)、
③過酷な仕事ゆえ、新人とベテランの間の人材が定着しない、
④関係機関例えば警察との連携、
⑤一時保護所収容人数が限られているため、居場所の確保(里親を増やす。板橋区里親18家庭)、
⑥北児相としても、業務を進めながらの人材育成に限界がある、
⑦移管に関しては、事務レベルでの綿密な打ち合わせ、計画が欠かせない。(現状は東京都では23区がどのようなスケジュールで行うか把握できていない)、など。
お話を伺い改めてたくさんの課題を確認することができました。議会活動に生かしてまいります。視察受け入れ、ありがとうございました。

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