今年に入り、中台のさくら公園北側のくず、実生木の撤去をしてほしいとご要望をいただきました。さくら公園北側は石垣になっていますが、実生木が長い間放置されていて、石垣が崩壊するのではないかと危ぶまれているとのことでした。まずは現地の懸念される場所について資料を作成いただいて、現場調査をしました。
石垣の所々に比較的大きな実生木があり、おそらく石垣の割れ目から這い出ていることは想像できました。私は植物や石垣の専門家ではないので崩壊の危険度がどれほどあるのかは検討が付きませんでした。しかし、サンシティ管理組合・植栽環境部会長様からのご要望で支持を得る内容であると考えたことと、未知の危険や不安の解消につながると思いました。板橋区役所の関係所管に要望書を提出し、説明をしました。
みどりと公園課が検討し、南部公園事務所が現地調査を行った結果、除去が妥当と判断されました。5月1日に業者による除去が行われました。早朝に小雨がふり、足元の悪い中で懸命に作業をしてくださいました。下記、作業の様子を記録しましたのでご覧ください。
脚立を利用して石垣前面にアプローチしました。
露に濡れて足場のやや悪い中での作業、チェーンソーなどを使用。
北面と公園周辺について手入れをしていただきました。
作業は、予備日を使わずに1日で終了しました。実生木は少しずつ成長すると思われますので、定期的に気にしていきます。
今後とも皆さまから寄せられた声を受け止め、板橋区役所に届けていきます。安心・安全のまちづくりを共に進めていきたいと思います。
＊実生木（みしょうぼく）・・・人の手で植えられたものではなく、鳥や風で種が運ばれ発芽、成長した雑木。（という定義で使用していますが、正しいかどうかは不明です。）