本日は、予算員会総括質問2日目でした。各会派から6名の委員(区議会議員)が質問に立ちました。


坂本たけし区長は施政方針演説にて聖域なき事務事業の見直しをし、持続可能な区政運営を行うと発言をしました。これは厳しい財政事情を反映してのことです。経常収支比率90.9%(平成22年度)で都内でも61市区町村中40位の低水準、財政調整基金残高も年々減少し続けている状況です。極めて厳しい財政状況である、と言えます。


*経常収支比率は70%~80%が地方自治体の標準的な指標とされています。これが高いと柔軟な財政運営が叶わなくなります。突然出費、例えば災害やさらなる景気悪化を受けて独自の政策が打ちづらくなるというものです。


厳しい財政についてはまた別の機会でご説明させていただきますが、厳しいので決まったお財布の中でやりくりをしなければならなくなっています。また板橋区議会としても使い道だけではなく、稼ぎの方も十分に気にしなければならなくなったと言えます。どこから入ってきているか、何が入ってこなくなっているか、どんな収入を使っているか等です。


景気の見通しもたたない中、これからは本気の事業見直しが必要となっています。


総括質問では、いろいろと質疑がされました。私は、行政評価書について(行政評価委員会の答申をどのように行財政改革に生かしていくか)、板橋区公共施設跡地活用方針について(公共施設跡地の有効活用をどのように実施していくか)、板橋区中小企業振興公社の公益法人化について(中小企業振興施策コストに見合った結果をどう出すか)の3点についての質疑を注意して聞いていました。


お財布事情に詳しい議員になるためにさらに努力していきます。