国際展示場で開催された危機管理産業展2011、視察しました。
東北大震災、原子力発電所の事故を受けて、
防災への意識が高まっていることもあり、
多くの来場者が熱心に見入っていました。
会場には様々な避難補助具や防災アイテムが並んでいました。
今回は、避難所用の商品が数多く出品されていたのが特徴と言えます。
長引く避難所での生活を少しでも安全、安心、快適に過ごすための道具です。
プライバシーを守るために工夫された扉付きの間仕切り、
多様な種類の簡易トイレや照明器具。
私も被災地へ伺いました。
津波により家が流されてしまった方が多くいらっしゃることもあり、
避難所生活が長期に渡っています。
関東直下型地震が起こると、どうでしょうか。
地方にふるさとを持つ方も多くいます。
避難所を必要とする方と一時的に地方に避難する方がいるかもしれません。
それでも一地域に多くの住民が密集して生活している都会では、
避難所は多くの人であふれかえることは容易に予想できます。
避難所に最低限用意しておけば良いものは何か、
自ら備えておかなければならないものは何か、
避難所の物資についても地域の特性に合わせて
話し合わなければいけませんね。
デュポン社のブースでは、防護服の脱ぎ方について
実演が行われました。
防護服に付着した放射性物質に触れないように脱ぐ方法についてでした。
日本アスベスト調査診断協会もブースがありました。
アスベストは倒壊した古い建物から巻き上がる可能性があります。
大きな災害、複合的な災害、
3.11の大災害を受けて、災害想定の見直しが必要となっています。
防災意識の啓発、防災訓練の充実など
命を守る具体的な取り組みをいかに実践していくかが課題となっています。
自助、共助、公助、それぞれの役割を考え、取り組むことが大切です。