こんにちは、山田たかゆきです。
植村直己冒険館 の展覧会「山頂に残された旗」を見てきました。
写真にはマッキンリー山頂への挑戦が生々しく記録されています。
植村さんご自身で撮られたもので、
遺品の8ミリカメラに残されていたものです。
これが後に回収されたマッキンリー山頂に掲げられたフラッグです。
アメリカの国旗は強風で引きちぎられています。
植村さんは1984年2月13日、「昨日登頂した」という趣旨の最後の交信をして、
消息が分からなくなりました。
マッキンリー標高6194m。
厳冬期の中をクレバスに落ちないように4メートルの竹竿を腰から2本ぶら下げて
無駄な荷物は全くないけれど50㎏を超える荷物をそりで引きながら
一歩一歩山頂を目指していきました。
遭難する1984年までの約15年間を板橋区で過ごしていました。
「世界初の五大陸最高峰登頂」と言葉でいうのは簡単ですが、
ビデオ上映でその歩みを知ると、
ものすごい努力の人であることが良くわかります。
一面真っ白の極寒の地で
野生のアザラシの生肉を食らう。
植村さんが神のように見えました。
板橋に縁のあるこの素晴らしいたぐいまれな冒険者について
多くの人に、特に子どもたちに知ってもらいたいと思いました。
日常生活での「常識」が通らない世界を感じてほしいです。