現在の日本では“墓ばなれ”が進んでいるそうです。お墓は一家に男の子が生まれれば後を託せばよいのですが(男系継承)、問題は一家に子どもが生まれなかった時、或いは女子しか生まれなかった時です。
娘を後継ぎとして(男系女子継承)、更にその子どもに後を継がせれば女系継承となります。後継ぎの子どもを得るためには結婚しなければなりませんが、女系継承の場合は娘の結婚相手となる男性に改姓をしてもらう必要があります。しかし現在の日本の夫婦では結婚して女性が改姓するケースが全体の96%であります。男性が改姓する夫婦は4%のみ。その4%の夫婦にしても、女性が戸主ではなく男性が婿養子となって戸主となったケースも含まれていると思われます(というか、ほとんどがそれ?)。
皇室で女系天皇の制度が出来たとして、例えば小室圭さんがかつての秋篠宮家の眞子様のもとへ婿入りするにしても、小室圭さん自身は秋篠宮家の当主となるわけではなく、ましてや天皇となるわけでもありません。あくまで女性宮家の夫、女性天皇の夫という立場ですから、皇室への婿入りは民間や武家などで行われている後継ぎとなるための婿養子とは全然意味合いが違うものです。皇室では婿養子が許されていないのに(その道理は全ての日本人が理解していることと思います。従って継体天皇が手白香皇女と結婚したから天皇になれたとか言っている者は日本人ではない)、民間において婿養子以外での男性の改姓が超レアケースであるならば、それは女系継承の制度を導入する上での大きな不安要素となります。
女系継承に問題がないのであれば女性は夫婦別姓など求めずに改姓してくれる男性と結婚をすればよいだけです。しかし現実的にはそれが難しいから夫婦別姓の議論が沸き起こっているのです。女系天皇の制度が出来れば女性皇族はその難しい夫が改姓をする結婚を強いられるわけですから、女性皇族の方たちが婚活で苦労されることが確実に予測出来ます。そのような理不尽は絶対にあってはならないことです。