山田小説 (オリジナル超短編小説) 公開の場

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アメーバブログにて超短編小説を発表しています。
「目次(超短編)」から全作品を読んでいただけます。
短い物語ばかりですので、よろしくお願いします。

自作の超短編小説を公開しております。
目次です。※作品数が増えてきたので十作ずつに分けました。
  ↓
目次(超短編小説)

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 二人の生徒達が下校途中に歩きながら話し合っていた。 


  「そろそろ卒業だね」


  「ああ。そうだね。一ヶ月後の僕達は学校に通っていない。生徒という身分でもなくなっている。今とはまったく違う日常生活が始まっているわけだ。ずっと前からわかっていたけれど、考えてみれば不思議だよね」


  「そうだね。僕達は学校で何年も良い生徒になるように指導されてきたわけだ。でも、一ヶ月後には良い生徒である必要がなくなっている。良い生徒として振る舞っても評価はされなくなる。今度は良い大人として振る舞わなければならなくなる」 


  「良い大人か。それはどのような人間なのだろうね?」


  「さあ、わからないね。結局のところ、僕は学校生活の最後まで教師達が望むような良い生徒にはなれなかったような気がする。だから、きっと人生の最期まで良い大人にはなれないだろうと思っているよ」