理系男子の進学では、学部、修士、博士と
進学について書いていきましたが、

それぞれの課程を終えたあとは、
例外を除いては就職活動を行います。

③博士課程

修士卒ではあれだけイージーモードだった
就活ですが、博士課程卒になると、
急に難しくなります。

まず、大学に残るのが至難の技です。
自分の研究室に空きがなければ、
他の研究室や大学などを探しますが、
そもそもアカデミック全体で空きが
少ないので、就活よりも圧倒的に大変です。

ポスドクにつけても給与が少なかったり
期間が決められていて、
数年でまた次を探さないといけないなど、
大変なお仕事です。

就活も大変です。
今でこそ、だいぶ博士課程を積極的に
採用しようという流れにはなっていますが
それでもまだまだ少なく、

各企業の研究職以外は博士という経歴は
プラスにならないというか、
むしろ育てにくいと感じる企業もあり、
日本の企業では求められていない感じも
まだまだ感じます。
もちろん、会社によりますが。

なんのために博士課程に進むか、
進んだあと何をするか明確なビジョンが
無いと、厳しい世界です。

知人には卒業後、塾経営をしたり、
といっても本人1人でやっていたり、

海外に自分探しに出たきりだったり、

仏の道に進んだり、

外野からすると、せっかく博士なのに
もったいないなと思いますが、
これもまた人生なんでしょうかね。

ちなみに、小学生の時の私のあだ名は、
もちろん、博士でした。