終電のったまま土山まできちまった…
魚住までわずか一駅、この前の加古川にくらべたら余裕やわ!とか思いながら、二号線というわかりやすい道を通らずに線路沿いを進んで近道しようと考えた
のが運の尽きだった
…
土山駅の線路沿いに道は無かった
出発するなりぶつかった巨大な工場、迂回して線路にもどるも畑による行き止まり、一戸建てが建ち並ぶ住宅地帯に迷い込むもどこをいっても真っすぐ線路沿いに進ませてくれない挙げ句の果てに巨大な池(だが俺には湖に見えた)に道を阻まれ、気付けば俺は完全に線路沿いとは垂直な方向へと歩みはじめていた。
海の方向である。
続く