38歳で入籍をし、すぐに行こうと決めていた不妊治療外来。
同級生で38歳で妊娠した子がいたけど、やっぱり年齢とともに妊娠力が低下している不安があったので、すぐに対外受精をするとか決めているわけではなかったけど、
子どもを持つことを希望しているので、ひとまず話を聞きに行きたいと思っていた。
その時に選んだのは、池袋にあるクリニック。
池袋になじみがあること、通うことになるなら駅から近い方がいいと思ったこと、それだけで選んで初診の予約をし、クリニックへ行った。
さほど大きくないクリニックで、初診は全て院長が対応してくれるとのことで、問診票を書いたあと20分程待ってから診察室へ。
「38歳ね、自然妊娠率は5%だね。何も始めなければもう厳しいね。」
「・・・」
半年程前まで私自身が海外勤務をしていて、数年間は夫になった彼と遠距離恋愛だった。その頃からいつ子どもができてももいいと思っていたけど、年3回ほどしか会えないとなると、なかなかタイミングをみて本格的に子作りとはいかなかった。
その距離的な事情があって、夫と一般的な性生活を送った期間が短かったので、まだこれからと思っている点、そしてすぐに体外受精を考えているわけではない点を説明しようと話を始めたときに、
言葉をかぶせてその医者が言った。
「あのねぇ、ここに来る人はみんなそうなの!自分は不妊症じゃない不妊症じゃないって。
避妊しない性生活が1年以上あったら、普通はできるの!!人間はすぐに妊娠するようになってるの!
大体、「できません」って思ってここにきている時点で、あなたは普通じゃないの!
普通は子どもができてるんだよ!」
と語尾を強めに言われた。
その言い方と私の状態も今までの話も聞かずに、問診票に書かれた年齢だけで診察?話をされたことにいらっとした。
「タイミング法と人工授精を3か月した後に、体外受精に移行するようになりますね。
初めの3か月は、妊娠するためというより妊娠できない確認ですね、この時点で妊娠できるような人は不妊治療外来とか来ませんから。
まぁ、できませんよ。
その後、体外受精3回したら妊娠できると思っていいですよ、ですから予定で行くと6か月以内には妊娠できる、と。」
とても杜撰に聞こえたし、まだ私の状態も見ていないのに「6か月以内に妊娠」なんて軽々しく口にするなんて、それで気持ちを揺さぶって、通院させたいのだろうかとも感じてしまった。
その後、内診と採血があり、この日は終わり。
結果が出る来週には再診を、と言われたけど、気持ちはもう来る気にはなれなかった。
この医者と話しているだけでストレスになるだろうと思った。
不安を抱いて来ているだろう患者に、「あなたは普通じゃない」などど言い放ち、年齢だけで決めつけている医者にこれから何度も会うのは嫌だった。
気軽に考えていたクリニック選びだったけど、皮肉にもこの嫌な先生のおかげで「ちゃんと選ばなければ」と思わされた。
その夜、インターネットで調べた結果、
不妊治療最後の砦と言われる加藤レディースクリニックへ行こうと決めた。
せっかく行くならば、ちゃんと実績が出ているところにしよう、と思った結果だった。
ちなみに今日行ったクリニックの口コミも今更ながら見てみたら、「はっきりと言ってくれる先生」「二度と行きません」と、評価が二分しているようだった。
この日の初診料6000円は勉強代になった。