死者の日とカプセルホテル | ローマでお散歩

ローマでお散歩

ときどきローマ在住で、気まぐれ生活を送る私の、ガイドブックには載っていない、素敵なイタリア〈ローマ〉や
日本での生活、イタリア料理などをご紹介します。

facebookに
世界中の友達から
どんどん投稿される
ハロウィンパーティーの写真。

超恐ろしいものから、
子供の可愛い仮装。
最近では、
ペットまで仮装させるのが
流行りのようで、
大型犬から、
ハムスターまで、
色々な写真を楽しみました。

今朝の番組はそんなハロウィンパーティー
の取材が多いなかで、
成田空港を紹介していた番組で、
女性でも安心。
おしゃれな
カプセルホテルが紹介されていた。

噂には聞いていた、
カプセルホテル。
未だに泊まったことはないけど、
ローマの同居人も
日本に来たら
ラブホとカプセルホテルに泊まりたいらしい。

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成田空港のカプセルホテル。
こんな感じなら
泊まってみたいね。

でも、ふと、、、、
この形をみて、
私は連想してしまったものがある。

それは、、、、後ほど。


さて、11月2日はキリスト教では
全て死者の魂のために祈りをささげる日。
教会ではミサが開かれたり、
お墓詣りにいったりする
「死者の日」なんですねぇー。

そんな「死者の日」。
ローマのパパは、結構楽しみにしている様子。
毎年、娘である、フランチェスカ姉さんが、
車で迎えに来て、
2人でローマの少し郊外の
妻(同居人のママ)のお墓詣りににでかけ、
2人でランチをして、
買い物をして帰ってくる。

早くに亡くした妻を
近くに感じ、
そして、大好きな娘を独り占めできる
パパにとっては
幸せな1日なのかもしれない。

同居人はどうしるかって?
そうなんだよね。
あの人、
実は、お墓に行かない。
なんど、パパや姉さんに説得されても、
一昨年まで、
絶対に行かなかった。
お墓なんかいなくても、
ママはいつも僕の心の中にいる、、とか
なんとか言っちゃってさ。。。

ママの墓参り行かせよう作戦。
5年かけて、
ようやく成功して、
同居人と私初めての墓参りを果たした。

(墓参りを済ませた夜、
パパと姉さんが、お前はよくやった!
と泣きながら、私と同居人をハグしてくれた。)

(マンマミーア、ほっといてくれと嫌がる同居人、、
     でもほんとは⬇︎)
 

巨大墓地の中には、
バス停も数箇所あった。
(バスの運転手、夜は来たくないだろうな。)

小さなお家みたいになった、
高そうなお墓から、
いかにも、ゾンビがでてきそうな
土の上に墓石が建てらたもの、
いろんな墓がある。
そして、
三階建くらいの
建物が沢山。


実はこれ、
ちょうど先ほど連想してしまった、
カプセルホテルみたいな感じの
お墓になっててね、
もちろん、大理石だか、コンクリートで
固められてるんだけど、
正面には亡くなった方の写真や、
名前。亡くなった日にちなどが刻まれている。
(写真を添付しようと思ったけど、さすがに止めた)

ヘェ~こんな感じになってんだぁー!
って、横を見たら、
手にキスをして、その手を墓石のママの写真に
触れながら、
マンマ、マンマと涙ぐむ同居人!がいた。
子供の頃に、病気になり、
長い間、闘病生活をした末に、
若くして亡くなったママ。

お墓に来ると、
辛かった事を思い出すから、
いままでずーと、
同居人にとっては
来たくても来れない場所だったのかもしれない。

もう少し時間をくれ。

そう言う同居人に、
10数年間ぶんのお参りをする時間を 
そっと1人にしてあげて、
その間

私はひとり、
ふらふら他人の墓を見て回った。

日本の墓でも思うんだけどね、
お墓って、誰もいないのに、
誰もいないような感じがしない。
死者の魂が見守ってくれてるのかね?!

で、お墓を見ながら、
謎に思ったこと。。。
死体を焼かずに、
そのまま、大理石などでできた
箱に入れ
いわゆるカプセルホテル状の中に
閉じ込め、蓋をして密封するらしいんだけど、
人間の体から出た
汁はどこにゆく?????

お墓、臭くありません。
不思議だなぁ~。

同居人に質問しても、
ミイラになると言うだけで、、、
聞いている質問の意味自体把握していない模様。

ミイラになるのは分かるが、
それでも、汁が出るんちゃうか???
と未だに謎に思う私。

ハロウィンから、カプセルホテル、死者の日、
そして、汁、、、、と色んなことを連想してしまった。