こんなに遅くにどうしたのかな?と思いつつ、電話にでたら、「忙しい?何してたぁー?」と聞いてきた。
どうしたの?って聞いたら、急に泣き声になった。
お父さんの突然の訃報の知らせだった。
心筋梗塞。家族のなんの覚悟もないまま、突然訪れた悲し知らせ。
隣の家で生まれ育った私にとっても、おじさんは大きな存在だったのでショックだった。
彼女が結婚して以来、なかなか実家にいく事が無かったので、すいぶん長い年月おじさんには会ってなかった。親族のみで密葬で行なうからと言われたが、通夜の前にお参りだけ行かせてもらった。
家族に迷惑をかけたくなかったんだろう。
男っぽいおじさんの亡くなり方だと思った。
親族控室で久しぶりに会った、おばさん。
私の顔を見て、「かわいいねーかわいいねー」って言っている。我が子と同じように可愛がってくれたおばさん。憔悴しきったところに、突然現れた私を見て、
子供時代の私達を思い出したんだろう。
辛いんだろうな。。。
え?どうしたんですか?と聞いたら、うちの親父が亡くなったという。
あら、何と言っう偶然。たしかに、同じ苗字だったね。そして、なんと、みなちゃんのお家の隣のおじさんだ。
と、いうことは、
偶然にも隣り合わせの葬儀が、隣に住んでいた隣人同士。さらに、同じ苗字ということだ。
不思議な偶然だ。
子供の頃のおじさん達の記憶が蘇ったと同時に、
2人一緒なら、あちらの世界に迷わず行けるねってちょっと安心した。
ご冥福を祈ります。