只今、夜中の0時30分。
「ピッピッピッー」静まり返った廊下の隅の方から聞こえる音で目が覚めた。
そう。ここは総合病院の病室。
昨年、自宅の脱衣場で滑って転んで、骨折した私。
その後、傷口が化膿。いわゆる感染症になってしまい、この病院に2カ月も入院していたので、
この病棟では、有名人な私。
長く入院していたから、有名なったのではなく、同じ時期に、兄妹そろって、同じ足を骨折。それも偶然。
2人とも2カ月も隣の部屋で入院していたから、有名なんだけどね。
感染症になったため、こんな感じに汚ない傷口
先日のハワイの日焼けも拍車をかけて、おっさんの足状態です。
骨に固定したボルトを抜く手術の時は、形成外科の先生に綺麗にしてもらいましょうという事で、明日、手術をうける。
私の主治医は、昨年から、この病院に配属された、28才のマッチョなラガーマン。
疲れている時や、機嫌?悪い時は、超怖い顔をしているが、本当は、凄く患者思いの、優しい先生で、
ツンデレぶりに、患者は、おばちゃんも、にーちゃんも、おじーさんも、みーんな先生のファンになる。
入院患者でイケメン先生ランキングした時も、堂々1位! でも、今日は回診来なかった。ザンネン。
ちなみに無許可の写真だが、後姿はこんな感じ。
でかいお尻は、去年のわたしです。
「ピッ ピッ ピー」
また始まった。AEDの音。そう、ここは、病院。
予行練習ではありません。
本番です。
2カ月入院して、だいぶ慣れたこの音だけど、久びさに聞くと、人生の儚さを感じます。
小学校の先生が、
人生は長い。とか、これからの長い人生とか、朝礼でよく話していたが、
子供の頃から、人生は長いとマインドコントロールするのはいかがなものだろぅか?
人生は短い!
そう教えたら、今やるべきことをしっかり一生懸命にやるのでは?
私の父は30代で亡くなった。
母は60代で亡くなった。数人の友達が20代、30代で亡くなっている。病気に負けたのだ。
皆、こんなに短い人生と知っていたならば、もっとやりたかったことがあっただろうに、、、
先生の言った、人生は長い!あれは嘘だ。
私が先生なら、人生は短い。だから、やりたい事があれば時間との勝負だ、後回しにはするなと教えたのに。
でも、本当の恐怖は、1人長生きしちゃった時かもしれないけれどね。