経済学では価格と需要は反比例すると言われています。つまり安ければよく売れ、高ければあまり売れないということです。しかし実際必ずしもそうとは限りません。一般的に、人にとって最も大きい買い物と言えば住宅の購入でしょう。昔ある住宅メーカーが五百万円台と言う画期的な値段の住宅を売り出しました。その商品はメーカーにとっても原価率が悪く儲からない(つまり消費者にとってはお買い得という)ものでしたが、シェア奪還という使命を持って投入されたものでした。しかしその目論見は見事に失敗しその商品はあまり売れず、メーカーはその住宅の生産を早々に打ち切りました。一生に一度の買い物、ここで見栄を張らなくて何時見栄を張る!少し無理をしてでもという気持ちが経済学とは異なる道を選ばせたのでしょう。それだけ人間にとって見栄を張ることは大切な事なのかもしれません。爆笑