オペ室まで自力で歩いて行った私はまず手術台の上に座ります。

時刻は0:20。

麻酔を打つために台の横に腰かけて座り、
お腹を丸め背骨突き出す体制をとります。
でもお腹まだ大きいし、かなり厳しいけどね笑。
背中側で麻酔科医が準備をしてる間、前にいる看護師が私の手を握ってくれ、励ましてくれました。
なんせ、この麻酔の針がめっちゃ痛い!!
入れた瞬間のズキン!とその後とジワジワとくる痛み。
でもこの麻酔科の先生、かなり上手で過去1痛くなかった。(それでも痛いけどね。ふっ)

麻酔が効いてくると脚はピリピリと痺れるような感じから始まり、数分以内には完全に感覚はなくなります。
麻酔が完全に効き始める前に手術台の上で横になり、
カテーテルを入れてもらいます。
それが終わったらここで山田登場!!
立ち会いの人は妊婦さんの頭の側くらいの位置で待機。
実際に赤ちゃんが出てくるまでは動画撮影は禁止で(確か写真は大丈夫だったかな?)
赤ちゃん産まれたら動画も写真も撮り放題。



ただ、お腹部分が見えないようにカーテンがはられてるので、今回私からのリクエストは…
ベビーが出てくるちょっと前の瞬間からカーテンを下ろしてもらうこと!
1回目の帝王切開は緊急で全身麻酔→産まれる瞬間逃す(長男は膣分娩で産まれる時みれた)
2回目帝王切開→カーテンの裏側から産声聞こえて、数秒後にカーテン上からこんにちは。
だから3回目は実際に出てくるのがみたい!!!!

ってなことで、目標をオペ室スタッフと共有。

麻酔が効き始めると緊張と不安と色々な感情が混ざり、極度な震えが始まる(あとたぶんオペ室の寒さと麻酔やらの影響と)
呼吸が苦しくなるのでマスク外すのはOK。
そして暖かいブランケットをかけてくれました。
ガチガチな雰囲気を和ませるためにスタッフみんなが楽しいおしゃべり。
BGMを決める時もドクターがエミネムでいい⁈っていきなりラッパー指名したり (謎に80年代名曲メドレーに決定。笑)
なんとも不思議な面白い空間となりました。

そしておしゃべりしながらいきなりオペ開始して、あれやこれやと話をしてる間に急にカーテン下げてくれて、
ベビーの誕生!!
0:53。
力強い産声が聞こえて、みんなからおめでとうの掛け声。
ここで Delayed Cord Clamping をした後にベビーを一旦私の顔まで持ってきてくれ、 お互いにこんにちは(^^)

そこからはスピード勝負。

ベビー担当の看護師と小児科のドクターが隅々までみてくれ、
ここで山田が呼ばれ、臍の緒カット!!
ベビー身長、体重、体温、酸素を計り、
ワクチン接種などの治療をし、
ぐるぐる巻きで私の元へと戻ってきました。

その間私は何をしていたかと言うと、
ずっとベビーをガン見。笑
カーテンの裏側では胎盤の処置、
腫瘍の摘出(結果、私が体内吸収をしていたみたいで全く問題なかった。 ほっ)
前回出来たケロイドや傷跡を綺麗に処置してくれ丁寧に閉じてくれました。

その間私がずっと抱っこできたベビーは、永遠と乳首を探すかのように口をパクパクしてました。笑
お腹を閉じる時もスタッフずっと話しかけてくれたりして、
とてもアットホームな雰囲気でした。
しかもみんなすごく面白くて私もずっとニコニコ笑顔、たまに声出して笑ったり。
したらドクターが
「貴方みたいにこんなずっと明るいままの帝王切開は初めて!笑うたびにお腹も震えるから縫うのが大変だったー。楽しかったわ!」
って言ってたけど、
笑わしにきたのはドクター!ドクターです!!笑

そんなホワホワな幸せ空間の中、私は
いっせーのせっ!
で手術台からベッドへと移動され、

ベビーを抱っこしたまま先程の部屋へとゴロゴロ移動させられるのでした(^^)

次回は、ここからが大変!術後の体調とベビーのお世話になります(^^)