368年前の今日、1643年11月13日は、江戸時代の僧・天海の命日であるといわれています。


天海は江戸時代初期の宗教政策に大きく関わったといわれていますが、その取り組みの中で新宿区にも関係する大変興味深いことを行ったという説があります。


その説の内容とは「天海が江戸幕府を盤石のものとするため、平安時代に『新皇』を自称して関東で挙兵し朝敵となった平将門の怨霊を、北斗七星の力を使って江戸に封じ込め、守護霊にしようとした」というものです。


平将門に特に縁のあるといわれる台東区「鳥越神社」・中央区の「兜神社」・千代田区「首塚」「神田明神」、そして新宿区筑土八幡町「筑土八幡神社」・新宿区歌舞伎町「稲荷鬼王神社」・新宿区北新宿「鎧神社」の7つの神社を地図上で線でつなぐと、北斗七星の形になるというのです


真偽の程はわかりませんが、今も語り継がれる菅原道真や崇徳上皇しかり、当時の人々の霊的なものに対しての畏怖は相当なものであったことでしょう。


そういった視点から身近な場所にある神社の存在をとらえなおしてみることは、地域を新しい視点で理解する切り口になるのかもしれません。