朝顔
フリーラジカルはいつも〝悪玉役〟ばかり演じているのではありません。時には〝善玉役〟として、体のためによい働きをしている側面もあります。
たとえば血液中の白血球は、病原体が体内に入ってきたときには、大量のフリーラジカルを発生させ、武器として戦うわけです。
また、がん細胞は遺伝子DNAに傷がつき細胞が正しくコピーされず、突然変異として生まれますが、白血球はがん細胞が本格的に増殖する前にフリーラジカルを動員し、消滅に一役買っているわけです。
あるいは、車の排気ガスに含まれる一酸化窒素は有毒なフリーラジカルの１つとして知られていますが、体内においてはがん細胞やウィルスを駆遂する〝善玉役〟を果たし、血圧を調整し、神経伝達物質としても働いています。
続きます
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シロ母さんと瞳ちゃん
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