◆ 電話や無線で、言葉を伝えるときに、誤りが無いように、
「フォネティックコード」と言うものを使う業界がある。
前の職場では、現場に出て無線を使うことも多く、
フォネティックコードをたまに使った。
フォネティックコードは、
日本語の場合は、「朝日のア」とか「イロハのイ」とかで、
アルファベットなら「アルファ」「ブラボー」「チャーリー」「デルタ」とか言った具合だ。
今の職場では使うことは、まずない。
知ってる人がいないし、職能教育でもされてない。
と、思ってたら、意外なところで使えた。
今年に入って、今の職場に旅行業界からの再就職者が何名かいる。
10月1日付けでも、元、スチュワーデスさん(もとい!CAさん)が採用された。
で、電話で話している時に、とある言葉(ちょっと長いアルファベット)を伝えようとして、
ハッ!もしかして!と思い、「フォネティックコードはご存知ですか?」と聞くと、
一瞬 間があって、「はい」と返ってきたので、
「ふぉっくすろっと(F)」「ゆにふぉーむ(U)」「きろ(K)」などと、問題なく伝えることができた。
用件が終わったあとに、ついでに聞いたら、CAだと実用で使うのは座席番号の確認が多いそう。
そして、パイロット等はこのフォネティックコードが国際的共通らしいのだが、
CAさん等の間では、別のコードも使っているらしい。
日本人には馴染みが薄い単語(「オスカー(O)」「ケベック(Q)」など)が解りにくいので、
Oは「オーバー」、Qは「クイーン」など、ほとんどがNATOフォネティックコードとは違う、
日本人向けのコードが存在し、そちらを使うことが多い、とのことだった。
たぶん、私的には今後も使うことの無いCAフォネティックコードのネタのおかげで、
これからこの方とは、話しやすくなって、仕事がちょっとやりやすくなった、かな。
(↑ 羽田空港)
旅行業界も飲食業も、はやくコロナの呪縛から解き放たれて、
元通り安定した雇用になると、いいなぁ・・・
あっ、
酒が中心の「水商売」は、元々「水もの」だから流れやすくて不安定なんだっけ。
でも、
私のような「呑みゅニケーション」世代だと、飲み屋さんには頑張ってほしいって、思うなぁ。