我が家の節分は、豆まきではなく、アメまき。 | 山と道具と

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登山やら、キャンプやら、そしてその道具たち。

◆ 今日は節分。

  恵方巻を食べた後、

  子どもたちは廊下の戸棚に向かった。

↑ 長女は通学用のチャリヘルメットをかぶり出した。

↑ 次女も戸棚からヘルメットを引っ張り出したようである。

  夜になって、なぜヘルメットなのか。しかも家の中で。

↑ 我が家では豆まきではなく、アメまきするのだ。

  「マメ」は「魔物」を「滅する」からマメなのだが、

  我が家は「悪」を「滅する」からアメ、

  と言うのは口実で、

  単に子供たちが、豆よりお菓子の方が喜ぶからだ。 

   ママが準備した大量の小袋お菓子の中には、

  飴玉もあり、チョコ系も当たると結構痛い。

   なので子供たちはヘルメットを着用したわけだ。

  昨年は帽子だったが、それでも痛かったので、

  今年は防御を固くしたのだ。

↑ アメまき会場は廊下。

  まき役はママ。

  先頭は次女、次に長女、最後尾が私、の順に座って並ぶ。

  カウントダウンのあと、灯りを消し、

  真っ暗の中でアメまき開始!!

  ママの「鬼は~そと!」の声より、

  子どもたちのきゃーきゃー言う声の方が大きい。

  盛り上がりとにぎやかさでは、

  我が家の一番のイベントである。

   ※ 目に当たると危ないので、

   どうせ真っ暗で見えないから、目は開けないで、と指導している。

 

  昼間、職場で同僚の方が、

  今年は124年に1度の2月2日の節分なので、特別な日ですね、

  良い思い出にしたいですね。と言っていた。

   うんうん、とはうなずいたが、

  内心は、ちょっと違う。

   私は、特別な日とは、あまり意識していない。

   毎日が特別な日、と思って過ごしている。

   「今日」は、そして「今、この瞬間」は二度と訪れない。

   なので今日と言う一日を大切に思う。

   「今日一日、悔いのない努力をしたか」

   「今日一日、先輩の教えに素直に従ったか」

   「今日一日、時間と言う宝を無駄にしなかったか」

   前の職場での初任者研修での教えだ。

   でも意識し始めたのは少しあとになってからだった。

   上京してしばらく暮らしていると、

   上野や新宿、六本木などや、

   週末にはちょっと遠出して富士やら軽井沢やら遊びに出かけ、

   冬は永野・新潟・福島などにスキー

   平日の夕方からディズニーランドへ行ったりなども普通になってきた。

   が、寮に住んでいる人の中には、

   宴会以外で新宿とか行ったことが無い、とか、

   外出しても昼はパチンコ、夜は居酒屋と馴染みのスナック・・。

   そんな過ごし方をしている人が意外と多いことに驚いた。

    人それぞれなので、それが悪いとは言わないが、

   若い今だから出来ることや、その場所に居るからこそ出来ることもある。

   私は今でも、

   「あぁ。東京に居る時に南アルプスやら中央アルプスなどの山々にも

   もっと登っておけば良かったなぁ・・・」と思うことがある。

   当時は他にもやりたいことが沢山あったし、時間もなかった。

   どこにも行かないいつもの時間を過ごしている人たちを見て、

   精一杯出来ることをやっていたつもりなので、それはそれで後悔は無い。

   当時は「1日が48時間だったらなぁ」とかいつも思っていた。

   とにかく、時間が無かった。やりたいことが出来なかった。

 

   今は、

   子どもたちがベタベタとくっ付いてくるのも、もう時間の問題だなぁ、

   と感じている。女の子はそのうち男親からは距離を置くだろう。

   今日は、

   124年に1度の節分だったが、

   明日は、

   一生のうちに一度の

   皇紀2681年の2月3日なのだ。

   どんな、一日かな。

   いつものように、

   精一杯、頑張ろう!!