◆ 1月は福岡でも雪が降り、最低気温が氷点下の日が何度かあった。
氷点下4度になると水道管が凍るため、
大雪の降った前後は、ニュースでも水道管凍結対策などを放映していた。
仕事帰りにホームセンターに寄ると、断熱カバーの大半は売れていて、
とりあえず径の合いそうなもので残っていたものを買って帰った。
↑ その日の夜のうちに給湯器の配水管に施工し、翌朝写真を撮った。
暗い中、応急的に作業したので、見た目は適当。
予報ではマイナス5度だったが、結局はマイナス2度だった。
施工前が下の写真。
↑ ① は温水。給湯器で温められたお湯が室内に向かう配管。
新築時に保温材が巻いてある。保温材の厚みはたぶん2センチ。
② は給水(水道管)。地面から給湯器へ伸びている。これも当然断熱材が施工してある。
③ はドレン管。一番下の太いオープン配管にドレン水が落ちていく。
我が家の給湯器は「エコジョーズ」でドレンがある。
④ はガス管。
⑤ はお風呂沸かし・追い炊き用のお湯の行き返りのペア配管。
本来これも、保温材があるべきなのだが、なぜか巻かれていなかった。
さらに、と言うかやはりと言うか、あとで床下を見てみたら、
基礎裏からユニットバスの下までも、保温材が無かった・・。
ちなみに屋内に通る配管は、以前なら機器から地面に入って、
基礎下を通って屋内に通じていたが、
フラット35に代表される施工基準では、配管の交換等の際に、
基礎を壊したり、掘ったりしなくても、
基礎から引き抜くか、
あるいは基礎下であっても、配管を通すスリーブを施工しておく必要がある。
スリーブはシロアリや虫の侵入等が懸念されるので、我が家のように、基礎を貫通させて、
交換時は引き抜くタイプの場合も多い。
シロアリは光を嫌うので、基礎下を通るスリーブより、露出している工法の方が安心だ。
↑ 手前のベージュ色の2本出しが、お風呂の沸かし・追い炊き用配管だ。
1月上旬に、奥の白い断熱材を施工した時に、
ここも一緒にグレーの保温材を巻いたのだが、
内径が2センチのもので、細くて隙間が空いていた。それしか当時は残ってなかったのだ。
隙間が空いていたら保温していないのと変わりない。
↑ 各配管の種類。
水道(給水管)と温水管には、元々保温材が巻いてあったが、
その上から白い保温材を巻いてみた。
この太さのは90センチものが2本しか残ってなかったので、
水道管の上部が覆い切れていない。これでは効果は低いので、
部材が入手できれば手直ししたい。
手前のお風呂追い炊き用のペア配管は、径が合ってなかったので、
ようやく店頭に並んだ内径3センチと5センチの保温材を買ってきて、
再度施工することにした。
↑ 左が内径3センチのもの。すでに必要な長さにカットしたあとだ。
右が内径5センチのもの。左の保温材の上に2重巻きする。
↑ 基礎への貫通部分は、斜めに切る必要があったが、
目測で適当にカットしたら、やっぱり合わなかった・・・。
↑ カッターで、切り直す。
↑ 保温材には左右接合用のテープが最初から付いていて便利だ。
白い剥離紙を少しずつ剥いで左右を隙間なくくっつける。
↑ 壁との接合部も、隙間なくぴったりとくっつける。
とはいってもコンクリートの表面は小さな凹凸がたくさんあって、
しっかりとは密着しないため、
隣りのガス管の根元のように、コーキング剤で後日スキ間を埋めようかと思う。
↑ 給湯器につながる部分は二股に別れている。
要点は二つ。 隙間なく保温材を巻くことと、接合部の金属部分までしっかり保温すること。
金属は外気温を伝えやすく、ここを保温しないと効果は半減する。
↑ 二股部分には、細く切った保温材を個別に巻く。
接合部の金属ナットの上のプラ部分までしっかりと覆った。
↑ 二股になって、広くなったので、内径3センチではとどかないため、
三角に切った保温材を充てる。
↑ 三角パーツを挟み込んで、隙間なく保温材の左右を合体させた。
↑ こんな感じになった。
↑ 保温材のテープだけでは、特に傾斜変換点など、力が加わっている所は、ハゲやすいので、
ビニールテープで補強した。
↑ 全体。
ちなみに隣の黒いコードは、給湯器の電源コードで、
白くて細い電線は、リモコン線である。
↑ さらに内径5センチの断熱材を上から巻く。
仮巻きしてみたら、左右密着しなかった。
強く握り締めれば、何とかくっ付くが、内径5センチではぎゅうぎゅうだ。
ここは温水が通るので、配管が膨張する。なので、なるべくならピチピチではなくて、
ちょっと余裕があった方がイイ。
↑ そこで、1月上旬の時に使った内径の細いヤツがどうせ余るので、
ソイツから2センチ幅くらいで切り出した。
上部はY字に広がるので、その分を見越している。採寸はしていない。
いつものように目見当である。
↑ 下側からセッティング。
↑ 剥離紙は、最初に全部剥がずに数センチずつを剥ぎながら、
断熱材を左右をしっかりくっつけていく。
↑ カーブなどをビニールテープで補強して、完成!
↑ まぁまぁかな。
こうして見ると、最初に巻いた白いヤツがちょっとみっともない。
それにこの白いのは表面をテープでぐるぐる巻きにして保護する必要もある。
(防風・濡れ防止)
でも、水道管と温水管の保温材はくっついていて、単体での保護が出来そうにない。
2本まとめて巻くしかないかな。
グレーのヤツに取り替えたい気もするが、グレーの内径7~8センチのヤツは売ってなかった。
グレーの太い保温材が入手できないなら、
とりあえずグレーの幅広テープを買ってきて、巻き巻きしてみようかな。
↑ 最後に化粧カバーを着けて作業は完了である。
↑ こうして見ると、グレーより白のテープの方が、目立たないかもなぁ。
エコジョーズの設計標準使用期間(寿命)は10年。
すでに5年が過ぎ、折り返し地点だ。
たまに点検しながら早めに対処することで、少しは寿命は延ばせるかな?
(と言っても表面上の不具合しか見れないけど。)
給湯器自体の交換は、自分では出来ない。
ガス管の接続は資格を要するからだ。
入浴剤を使わない(追い炊き機能があるタイプは給湯器を痛める)とか、
浴槽洗浄をマメにするとか気を使いながら、
大事に使っていこう。