久々のモデルガンネタ。亜鉛ダイカスト製、MGC M31ーRS。 | 山と道具と

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◆ まずは、MGCのポンプアクション集合写真。



↑ 上がMGC ウインチェスターM1897 ショットガン、真ん中がレミントンM31RS、下は同モデルだが、規制により金属製が発禁となった後、プラスティック製となって再販されたM31RS2。
↑ 1975年(昭和50年)発売の金属製M31RS。2年後の規制で販売が出来なくなった短命のモデル。刑事ドラマの傑作「西部警察」で大門団長がシリーズ中ずっと使っていたモデルとして有名。

 劇中では銃身を延長して電着と呼ばれるギミックが仕込まれ、後のプラスティック製RS2ではその銃身延長モデルとなった。

↑ 重量は3,1kg。さすが金属製。重い! 


↑ ネジの頭がプラスなのがちょっと残念。RS2ではマイナスになった。

↑ 本体左側面のマーキング。シリアルナンバーは1763。



↑ ブリーチブロックのシルバーメッキはすっかりくすんでいる。エキストラクターはモールドのダミー。

 このブリーチブロックの裏側はガランドウで、弾は薬室には装弾されず(薬室がない)、このブリーチブロックの裏に保持される。すごい発想の安全対策である。



↑ フォアストックを引いてエジェクションポートを解放したところ。

↑ ご覧のようにこの銃に薬室は存在しない(チャンバーレス)。銃身内に見えているちくわ状のパーツは前撃針。分解できず、手入れしにくい。

↑ 散弾銃なので精密射撃はしない前提からか、リアサイトはなく、フロントサイトのみだ。



↑ 上面。銃身のフォアストック周辺のガンブルーが剥げまくっている・・・フォアストックを握ると指先が触れてしまうからだ。染めし直したいが、やるとなると全体に手を入れることになるので、相当時間が掛かりそうで、とても出来そうにない・・・

↑ 本体下面。

↑ 本体下面にあるローディングゲート。ここから弾を込める。

↑ バットプレートは全面チェッカリング。RS2ではMGCのロゴが入った。個人的には全面チェッカリングの方が実銃っぽくて好みである。

↑ モデルガンの証、銃口内部のインサート。これは改造防止と、銃口を向けられたらおもちゃだとすぐに判るようにするためのモノだ。

 チャンバーレス構造と、このインサートの安全対策、そして何より亜鉛合金という衝撃に弱い材質であるのに規制に引っかかって販売、譲渡が出来なくなってしまった・・・規制2年後から始まった西部警察の影響でM31RSの人気が急上昇して、プラ製のRS2が発売されたのはさらに2年後の昭和56年の事だった。

そのRS2の記事は次回予定・・・