デジカメ、の話し。 | 山と道具と

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登山やら、キャンプやら、そしてその道具たち。

● 今回は、山行のみならず、色々な場面で活躍するデジカメの話である。

 初めて入手したのはカシオのQV-10。このカメラのデビューは95年(平成7年)春。その頃銀塩一眼で月に一万円程度、現像・焼増し代がかかっていた自分にとって、現像いらずでしかも液晶画面の付いたQV-10の登場は衝撃的だった。なにしろ撮ったその場でブレや目つぶりが確認出来、消去・撮直しが出来るのだから。…だけどすぐには買えなかった。その春にはパソコンを買換えていて、本体だけで6万位したデジカメに手が出なかったのだ・・


 しかし、夏頃の飲み会で、友人にQV-10を得意げに自慢されて・・ムラっときてしまった。夏休み明けには、夏のボーナスの残りを全て投入しPC接続キット込みで購入した。。


 PCへの画像取込みは、たった2メガバイトだったが、十数分かかった。USBなんてまだない頃。シリアル接続だからそんなものだと思っていた。なにせ初めて買ったPCにはハードディスクなんて概念もなく、その次のPCでようやく20メガ程度のHDDが載ったが、CDドライブがなく、Win3.1や一太郎(当時Ver5。通称5太郎)などのアプリもフロッピー版が主流だった。Win3.1はFDが25枚くらい!…不具合でOSやアプリを再インストールすると、一晩PCに付きっきりだったりするのが当たり前だった。だからQV-10のデータ転送速度が遅いのは、大して気にならなかった。


 …しかし、デジカメは翌年、内蔵メモリ以外に、コンパクトフラッシュ(CF)やスマートメディア(SM)対応のものが出てきた。あれほど憧れたQVー10だったが、あっという間に時代遅れになっていた…。それでも丸々2年は使い続けた。


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↑① カシオ QV-10 H7夏購入

  画素数25万(510×492) 単3電池4本で駆動。メモリは内蔵2MBのみ




  以下、とりあえず今まで入手したデジカメ一覧。年は購入年である。


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② エプソン CP500 H9冬
 デカい!。レンズの周りを回すと電源オンと同時にファインダーがのぞける。



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③ キャノン パワーショットA5 H10冬
 光学2倍ズーム!メタルボディで高級感あり。かなりコンパクトになりフィルムコンパクトカメラと変わらないくらいになった。



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↑④ 東芝 アレグレットM4 H11夏
 起動が早かった!約2秒くらい。



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⑤ 富士 ファインピックス40i H12夏
薄く、コンパクト!ヘッドフォンもセットになっていて、音楽も楽しめた。




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↑ 40iが1年の保証の切れた後に、落として壊れれてしまったので、分解してみたところ。
40iのコンパクトさが気に入っていたので・・・


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↑⑥ 富士 ファインピックス4500 H13秋
 40iに引き続き同じシリーズを購入。長く使おうと思っていたが・・



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⑦ 京セラ サムライ1300DG H14夏
  そこそこ売れたフィルムカメラ、サムライも持っていたが、これはそのデジカメ版。ところがコレは全く売れず(他メーカーが4~5万の頃に8万以上した・・)、アキバで3万ちょっとで投げ売りされていてたので、うっかり衝動買い・・・



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↑ 構えると、ほとんどの人が、「ビデオ?」と聞いてきた。 画像が暗く、妙に緑がかっていて、すぐに使わなくなった・・




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↑ オマケ。フィルムカメラの京セラサムライ(3倍ズーム)


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↑ フィルムは横に巻かず、縦(下にセットして上)に巻く、いわゆるハーフサイズ。つまり、24枚撮りフィルムで48枚撮れる。画質は通常のL版サイズプリントなら十分だった。昭和63年発売。なぜか今でも後生大事に持っている。



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↑⑧ ソニー サイバーショットU60 H15夏
 初の防水機。普段はFP4500を持ち歩き、山や海にはコイツが活躍した。



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↑ こんな風に斜めに構える独特のデザイン。ついに光学ファインダー無しになった。




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⑨ ソニー サイバーショットU40 H16夏
 メッチャ小さく、FP4500の後釜の座に着いた。






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↑⑩ コニカミノルタ α-7DEGITAL H17春
 デジタル一眼。


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↑ ニコンのDシリーズが出ていたのに、なぜミノルタなのか・・ それは持っていた銀塩一眼がミノルタα707siだったので、そのレンズ群が使えたから。しかも手ぶれ防止機構を本体に組み込んでデビューさせた(世界初!)のだ。迷わす買った。




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↑ 発売約4ヶ月後に18万くらいで購入。ニコンD70が15万、キャノンのEOS kissが12万円だったが、14㎜、35~70㎜と80~200㎜くらいの明るいレンズを揃えたら更に12~3万の出費が必要になるから、当時はミノルタ重視にならざるを得なかった…









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↑⑪ オリンパス μ720SW H18夏
 3年ぶりの防水機








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↑ 金属ボディで安っぽさはないが、高級感がある訳でもないデザイン。結構、重たい。今まで買い続けたデジカメは単3か単4が使えるものばかりだったが、この機種で専用バッテリーになった。 カメラは丈夫だったが、バッテリーがすぐにダメになった・・・





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↑⑫ ニコン クールピクスS510 H19夏
妻からの誕生日プレゼント。
  沈洞式レンズは起動に時間がかかるのと厚みがあるのが難点…






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↑⑬ ニコン クールピクスS3000 H22冬

遊びで上京した際にカメラを忘れたので、アキバで調達した。どうせだから3~4万円位の防水機にするか、安くあげるかかなり悩んだが、妻に相談してなくて大きな出費はできないし、前機種とバッテリの互換性のあるコレにした。


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↑S3000とS510とのリアの比較。S3000の液晶がやや大きく、本体の厚みも2/3程度で軽い。





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↑⑭ パナソニック FT20 H24初夏
 6年ぶり3台目の防水機。


  薄型防水機のソニーのTX10などと比較し、起動時間の早さが決め手でこの機種にした。また、タッチパネル式ではないので、いちいち画面を見ずともボタンだけで操作できるのも直感的に扱えてイイ。






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・・・こうしてみると、14台をほぼ1年おきに買い換えている。それほど技術(スペック)の進化が激しい・・・それとも、私の物欲が強すぎるのか・・・?


 耐衝撃・防塵・防水のFT20の入手により、当分は買い換えの機会はなさそうだ。ただ気になるのはやっぱり画質。屈曲式の小さなレンズではその描画力は期待できない。ミラーレス一眼の防水なんて出たら、ムラッっとしちゃうんだろうなあ・・・・