台湾東北角の見所

 

台湾東北角には1997年∼2001年駐在中に3回訪れました。

 

最初は花蓮から台北まで火車で素通りでした。トンネルばかりで肝心なところが何も見えず、残念で、復活戦に燃えました。

 

2回目は台北からマイクロバスで新店経由、礁渓、宣蘭、蘇澳、花蓮までドライブしました。花蓮からは飛行機で高雄に戻るといった、大名旅行でした。太魯閣でのがけ崩れ、花蓮空港での飛行機爆発といった事故もうまくかわすこともできました。

 

3回目は松山空港からマイクロバスに乗り、花蓮まで、2泊3日でドライブしました。途中、東北角海岸国家風景特定区=南雅、鼻頭、龍洞、金沙湾、鹽寮、福隆、三貂角など、および、礁渓、羅東、蘇澳、澳花公路、清水断崖を見物しました。花蓮からは飛行機で高雄にもどりました。

 

この地方の土地の名前を漢字で書いても、高雄の人には知らない人も多く、「それはどこ?」と返事が返ってきます。台北の人にはごく身近な地方ですが、意外と「没去過」と返事が返ってきます。

以下に古い情報で恐縮ですが、見所を報告しますので、参考として下さい。

 

 

 

1.瑞芳から南雅にかけての濱海公路ドライブ(上記のMap参照)

金鉱の町だった九份から美しい海岸を眺め、堪能した人も多いでしょうが、周りのを海側から眺めるのも、きれいですよ。

 

2.南雅

基隆から濱海公路をドライブして、最初に訪れる観光スポットです。野柳と少し違った奇岩の景観です。酸化鉄の帯状の模様が美しさを増して、楽しませてくれます。基隆客運で基隆から福隆行き(濱海公路)バスで来れます。バスは30分毎にあるようです。(道路が混んでいたので、松山空港からここまで約2.5時間でした。)

 

3.鼻頭角 

その名の通り、海に向けて角のように突き出た岬です。まさしく、台湾の東北角です。海水の侵食で様々な形に変化した岩場があり、波が打ち寄せる景色は最高ですよ。

車を鼻頭服務区で降りて、小道を歩いていかねばなりません。また、岸壁には生物の痕跡が化石にのこっており、時間が取れれば、地質教室として、最高でしょうね。服務区あたりから見る瑞芳方面の景色も気に入っております。服務区にある「海園活海鮮餐廳」の海鮮料理屋はグーでした。

 

4.龍洞湾

澄んだ海水で、豊富な生態が見られ、潜水の有名な場所のひとつです。シュノーケルを借りて(50元)、挑戦してみました。セーフティウェアも貸してくれます。シャワー(20元)もあります。折からの台風の影響で波が荒く、海水は少しにごっていましたが、黄色の縞模様、ブルーなどの魚が沢山見られ、南国の海を楽しめました。

泳ぎに自信のある人は龍洞湾の岩場でもOKですが、自信のない人/子供には、ここから車で5分くらい南へ行った龍洞南口海洋公園(入場料60元)を勧めます。泳げない人でも、ここでは腰まで海に入り、生態を楽しめます。展示館があり、地質、生物の説明が楽しめます。

 

5.金沙湾

台北からのドライブで、1泊目に泊まった宿は、バス停前GOLDEN BAY RESORT HOTELとすごい名前ですが、小さなホテルでした。921地震直後ゆえ、キャンセルが多く、がら空きでした。金沙湾海濱公園の砂浜は汚く、曇りで満月も殆ど見えず、がっかりでした。翌朝、海に入ろうと、朝早く起きたが、寒くてやめた。夜は近くの「澳底」の町で、またまた海鮮料理でした。ここは海鮮料理の店がずらーと並んでおり、どこからお客が来るのか疑問が出てくるほどでした。

6.鹽寮海濱公園

約3kmにわたるリゾート地です。砂場がきれいです。日本が最初に上陸したところで、鹽寮抗日記念碑が建てられています。

福隆までつなげて、一大リゾートをうたってます。

 

7.福隆

サマーリゾートに最適といわれています。雙渓河が流れ込んでおり、川と海の双方の景色が楽しめます。

 

8.三貂角

台湾の最東に突き出た高台にある灯台が有名です。ここから眺める、太平洋は最南端の墾丁の灯台から眺める海と同様最高です。岬の北側の濱海公路から入ります。山への上り道がわかりにくいので、要注意です。

 

9.大渓

馬蹄形をした湾があり、ハネムーンベイ(蜜月湾)と呼ばれる、木目細かな砂の海岸です。カップルには最高でしょうね。サーフィンのメッカでもあるそうです。年寄りには関係ないので、ここはパスしました。

 

10.亀山島

礁渓(JiaoXi)近辺から太平洋側に見える島です。名のごとく、海に浮かぶ巨大な海亀です。海に浮かび、のんびり太平洋を眺めている姿はほほえましい。

また、面白い話が沢山あります。1)頭の部分でガスが出ているらしく、息をしているとか、  2)干潮になると、尻尾にあたる部分の岩がみえ、尻尾を振る  3)北から南、または南から北へ向かうと亀が振り向くように見える  等等です。

 

亀山島の南側には亀卵島と言う小さな島もあるのですが、見つけることはできなかった。また、この近辺の海岸は砂丘(頭城海水浴場)あり、岩場(北關海浜公園=亀山近辺)ありで、大変美しい。

海に浮かぶ亀山島

 

 

 

11.金盈瀑布(JIN YIN2 PU4 BU4)

台北から新店経由の道路(車で約2時間)で礁渓に入ったところにあります。友愛企業集団が開発をしている五星級渡假村で、ジャングルの中の美しい川で美女が泳いでいるといった映画の風景を連想させます。渓谷内に四箇所の滝があります。コッテージ、ホテルが渓谷にあり、泊まりもOKです。ホテル料金も四人位で泊まれば、1000-1500元/人くらいになり、ここに泊まるべきだった。泊り客以外は、入場料は200元と割高だが、滝、滝壷での遊泳、渓谷鑑賞が満喫でき、また、中腹にある奇木雅石博物館もみものです。

 

 

東北海岸風景区のHP(https://www.necoast-nsa.gov.tw/user/main.aspx?lang=3)でさらなる情報を得ることができます。

 

 

 

その2 (礁渓温泉 → 花蓮・太魯閣渓谷)に続く

 

 

 

 

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