耳鼻科で私は意を決して、ずっと鈍痛がある抜歯後の歯茎を診てもらいに口腔外科に行ったと先生に伝えました。

耳鼻科の先生はまず、どこの口腔外科に行ったのか聞いてきました。

私が名前を伝えると、その口腔外科の先生には色々治療で相談したりして交流がある、と言いました。

そして、そこの先生を僕は信頼している、とも言いました。

 

私はその口腔外科で言われたこと。

・抜歯後の穴は完全には塞がっていない為に鈍痛が起きているのではないか。

・歯が原因の慢性副鼻腔炎なので、まずは口腔外科で治療をしてから、ダメなら耳鼻科で治療する、という順番の方がいいのではないか。

・口腔外科では、歯茎を切って穴をあけて上顎洞洗浄を行う予定。

・しかし、もう手術を控えているので、正直、口腔外科で横やりのように治療を入れるのには気がひけること。

以上を伝えました。

 

耳鼻科の先生は、納得したように言いました。

「それも一つの方法だと思う。もしもあなたがそうしたいならするのも良いと思う。その後もしも耳鼻科の治療が必要になったらまた連絡してくれたら診察します。

総合病院で内視鏡手術する予定だった先生には僕から連絡しておきます。

今後もしも手術が必要になったら問題なく手術してくれるように話をちゃんとしておいてあげます。あなたからも総合病院へ手術キャンセルの電話はしておいてください。」

 

思った以上にすんなり話が通って私は正直拍子抜けました。

治療方針に異論を唱えて、色々病院を変える嫌な患者だと思われて怒られる、と思っていたからです。

耳鼻科と口腔外科の先生が顔見知りだったことも大きな要因かもしれません。

帰途につきながら、私はようやく自分が納得できる治療に向き合えることに本当に安堵していました。

 

そして、翌日に総合病院に手術キャンセルの電話を入れました。

受付で伝えると、執刀予定だった先生が電話口に出ました。

すると耳鼻科の先生からすでに連絡済だったようで、話はすんなりと進みました。

この先生も、手術が必要になったらまた連絡ください、と優しく話をしてくれました。

きっと耳鼻科の先生が、私が困らないように話をしてくれたおかげだと思います。早い対応に本当に感謝の思いでいっぱいになりました。

 

したくなかった内視鏡手術のキャンセルがようやく決まりました。

いよいよ、口腔外科での上顎洞の洗浄が始まります。