形態

アカテガニの甲幅30mm前後に達し、オスの方がメスより大きい。頭胸甲は厚みのある四角形で、複眼の下の甲側面には鋸歯がない。鉗脚は左右ほぼ同じ大きさで、オスの成体は鉗脚(かんきゃく)が大きく発達し、指が湾曲して嚙み合わせに隙間ができる。メスは鉗脚が小さく、嚙み合わせに隙間ができない。

 

成体の体色は灰褐色で背甲中央に微笑んでいるような赤い線がある(実際の口は腹面)。背甲は灰褐色だが上部が黄色や橙色に彩られ、中には背甲全面が橙色の個体もいる。

オスの鉗脚上面は和名通り赤、指の部分は黄白色をしている。若い個体やメスは体色が全体的に淡い。

雨上がり朝、2匹のアカテガニが見られます。

このような( ^ω^)・・・交尾の状況は見たことはありませんね。

カニは鰓呼吸(えらこきゅう)した水を口から吐き出し、腹部の脇を伝わせて空気に触れさせ、脚のつけ根から再び体内に取り入れる。さらに体液なども混じった水は粘りけが出てくるため、口から「泡を吹く」ことになる。

令和6年6月21日 06時50分頃。五島市三井楽町濱ノ畔、山河(字名やまご)住宅地前。