全長オス54cm、メス48cm。次列風切の光沢(翼鏡)は緑色。嘴は黒い。

繁殖期のオスは額から後頭、眼先、頬の羽衣が赤紫、眼から後頭の羽衣が緑色。喉の羽衣は白や淡黄色で、黒い首輪状の斑紋が入る。尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は黒く、その側面には三角形の黄色い斑紋が入る。三列風切は長く、湾曲し、黒く羽毛の外縁(羽縁)が白い。種小名 falcata は「鎌状の」の意で三列風切の形状に由来し英名と同意。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入る。

中華人民共和国北東部、モンゴル、ウスリー、シベリアなどで繁殖し、冬季になると東南アジア、朝鮮半島、中華人民共和国南部などへ南下し越冬する。日本では冬季に越冬のため飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する。

道路沿い溜池の中でオスⅠ羽が見られます。

くちばし先で背面を搔いていますね。

 

 

 

令和6年1月17日 11時40分頃。五島市三井楽町濱ノ畔、猪ウジ(字名いのうじ)夫婦池(みよといけ)。