ずいぶん大胆にテーマを設定してしまいました。
私の考える「義務教育9年間のゴール」の中に「自分の理想の生き方、理想の自分像」を思い描くことがあります。
今日は、そのことについて、少し詳しくお話をしてみようと思います。
1 義務教育のゴールって、理想の生き方、理想の自分像を思い描くこと
私が、最後の卒業生を担任させてもらったのは、今から5年前です。
3年間、生活を共にした子どもたちでした。
中学3年生の後半には、自分たちで、考え、決めて、行動する力がついていました。
私が、前々から伝えていたこともあって、卒業式の退場の直前には、
「理想の自分像」
を1分ほどでスピーチする場面がありました。
前日までの練習では、言わなかったことを突然、言った子もいました。
それも、前日に、卒業前の「1対1トーク」が影響していたのかもしれません。
(お見合いみたいに、一人一人が、一人一人と向き合って、感謝や今の思いを伝え合いました。)
これも、子どもたちが考えたアイデアでした。
「僕は、3年間、いつも誰かの後ろをついて行っていたけど、大人になったら、アフリカに行ってボランティアをしたい」
印象的な場面でした。
会場にいた誰もが驚きました。
日本中の中学校で、こんなふうに、理想の自分像をスピーチして卒業式ができたら、と勝手に想像していました。
次の年度は、担任を外れたこともあり、3年生の「総合的な学習の時間」を担当することになったので、その中で、20時間ほどをかけて、自分の理想の生き方について考えました。
ただ、私が、卒業担任ではなかったので、前年のように、卒業式のスピーチに組み込まれると言うことはありませんでした。
2 面接のためだけの将来像でいいのか、ずっと疑問に思っていた
中学校で担任を受け持っていた頃、高校入試の直前になると、面接の練習の時間をとってあった。
しかも、「総合的な学習の時間」があてられていたこともありました。
話が逸れるので、ここでは詳しく書かないが、本来、生き方を考える時間なのに、効果的とは思えなませんでした。
だから、「総合的な学習の時間」を通して、自分の生き方を考え続けていけば、面接の練習などは、3時間も、4時間も取らなくても、リハーサルが1回あれば、十分だと思っていたけど、どうすることもできず、自分が3年生を受け持ったときにだけ実践できたのでした。
話を元に戻すと、子どもたちにとっては、面接は、はじめての挑戦になるのでしっかりとした準備が必要になります。
ただ、その準備が、入試の面接のためだけであるのは、非常にもったいないと思ったのです。
私は同じ時間を費やすのであれば、もっと違った方法があるのではないかと考えていました。
具体的に、どう考えていたのかと言うと、自分が理想とする人物像は、たった1ヵ月やそこらで行えるものではない。
ましてや、受験勉強と並行で考えるのではなく、1年かけてじっくりと考え、また、自分にとって理想の人物の書籍を読んでみる必要があると思っていました。
そして、自分の将来の職業や生き方についても、自分がどんな選択をしたいのか、どんなあり方をしたいのか、を自分の言葉で語れるようにしたいと思っていたのです。
その後、中学校現場を離れて、「自然の家」という自然体験活動の指導を中心とする職場での勤務となったので、子どもたちと一緒に理想の人物像を深掘りしたり、理想の生き方を追究したりする時間を作ることはなくなりました。
3 小学校6年生からを対象にした「理想の自分像」を思い描くチャンス
実は、「理想の自分像」を思い描くのは、中学校3年生でなければならないと言うことは、全くない。
可能であれば、小学校6年生の頃から考え始められたら、理想的だと思っている。
でも、小学校6年生の時に、子どもたちが発表する「理想の未来像」が、何となく形式的だったりするのだ。
それでも、小学校6年生以降には、自分の将来の生き方をじっくり考え始める機会を作りたいと思っていました。
それができると分かったのは、「7つの習慣J(R)」の存在を知ったからです。
「7つの習慣J(R)」では、『7つの習慣』の理解を深めながら、実践する力を身に付けることができます。
しかも、オンラインなので、日本全国、どこからでも、学ぶことができます。
「7つの習慣J(R)」の授業では、毎時間、様々な場面で活躍した人物のエピソードを紹介する場面があります。
つまり、7つの習慣の価値と様々な場面で活躍した人物の生き方や考え方を同時に学ぶことができるのです。
その中で、子どもたちが、もっと知りたいと思った人物の「生き方を調べてみる」と言うこともできると気づいたのです。
そして、「自分の理想とする生き方」を小学校6年生の頃から深掘りできるチャンスがあると気づいたのです。
学校ではできない、と諦めていたことが、オンラインではできる!と確信したのです。
つまりは、7つの習慣を学び、実践力を高めながら、理想の生き方を見つけることができると言うわけです。
プログラム自体も、10年間以上かけてブラッシュアップされてきた教材なので、授業をやっていて、これほどやりやすい組み立てはないと思えるような授業なのです。
これまで、子どもたちには、難解だと思っていた『7つの習慣』がこれほどまでにわかりやすく授業化されていることに驚きました。
『7つの習慣』には、ティーンズと言う本も出されていますが、そのティーンズよりも、さらに、わかりやすく授業が構成されているのです。
7つの習慣の実践力を高めるために、小学校の高学年から、「7つの習慣J(R)」のプログラムで学び始めれば、子ども自身の可能性がどんどん広がっていくのは間違いないと思いました。
さらに、私の場合、「理想の自分像を思い描く」や「習慣づくりサポート」「ヘルスコーチング」など様々なサポートプログラムを持っているので、相乗的に、子どもたちの可能性を伸ばしていけると確信したのです。
だから、もうワクワクしかありません。
ただ、これまでと違うのは、自分の持っている魅力を発信できないと、どんなに優れたプログラムも人には伝わらないこと。
そして、自分が信頼される人間でないと、どんなに優れたプログラムも人には信じてもらえないこと。
「7つの習慣J(R)」のプログラムに興味のある方は、こちらからメッセージをお願いします。
お恥ずかしながら、まだ、体験会の案内が整っていません。
準備が整い次第、すぐに、案内させていただこうと思っています。
4 子どもたちの突然訪れる!明らかに変わりました
「7つの習慣J(R)」のプログラムではありませんが、令和3年の11月から助成金をいただいてスタートした「SNSコーチングサポート」の中で『7つの習慣』を学ぶベースにさせてもらいました。
現在、2ヶ月目に突入した段階ですが、3名の子どもたちが明らかに変わり始めました。
小学校6年生を対象にしていますが、一人は「中学校生活で、仲間の学習に貢献している自分」を思い描き、すでに、中学校1年生の数学や英語の勉強を始めています。しかも、小学校6年生にもかかわらず、中学校1年生の学習内容を、しっかり理解した上でノートにまとめをしているのです。そのまとめのノートを見ると、中学校2年生の後半位のレベルなのです。
まさに、やる気スイッチONの状態になっているのです。
彼女が何を考えているのかと言えば、「燃えるようなイエス」が明確になっていることです。
自分が中学校に入学し、仲間に勉強を教えている姿が、自分の中で鮮明に思い描かれているのです。
一般的な、『7つの習慣』ティーンズやそのワークブックの質問を使いながら、独自に進めてきたプログラムでも、このような結果が出ているわけです。
これが、「7つの習慣J(R)」のプログラムに基づいて、子どもたちに、一定水準以上でファシリテートすることができるようになれば、学校にいた頃には、力不足でできなかった、サポートが、かなり高い水準でできるようになっていくと思うのです。
しかも、毎日、「7つの習慣J(R)」を教えることに集中できる環境を作り続けていくことができるのです。
子どもたちには、生きる力が身につき、理想の自分像を思い描き、自分の健康も自分で管理し始める「主体的な」やる気スイッチがONになるわけなので、ワクワクしかありませんね。
興味のある人はぜひダイレクトメールでご連絡ください。