この記録は一昨年ので、下書き保存しといて2年間も放置してたんですね(^^;;
前回の記事にコメントがあって、こんな誰も見ないようなブログでもちゃんと読んでくれる人がいるんだなぁと嬉しく思いましたね😊
そこで何か記事ネタはないかと考えてたら「日光山大回り修行」の記録を書いたことを思い出して今更ながらにアップします(^^)
写真が多めでスクロールするのが大変かも🤔
では以下、2年前書いたままにアップします。
「日光山大回り修行」は古来からの修行ではなく、日光修験道の公式行事でもなく私が個人的に始めたものです。
通しでやりたかったが時間の都合で今年は三回に分けてやることにしました。
今回はその三回に分けた第一行程です。
メンバーはお供とベテラン登山家、送迎班で4人。
第一行程のルートは日光の神橋から山内(さんない)を巡拝後、いろは坂を登り中禅寺、二荒山神社中宮祠を回り湯元温泉寺経由で山王峠までとなっています。
日光山内(さんない)とは輪王寺、東照宮、二荒山神社やその近辺にある諸堂社を含めた地域のことです。
いろは坂は紅葉で有名ですが勝道上人の時代にはまだありませんでした。
日光の信仰は男体山を中心とした日光三所大権現です。
日光と言えば東照宮が有名ですが東照大権現が祀られたのは江戸時代からなので奈良時代からの日光の歴史からしたら比較的に新しいものです。
日光三所大権現を以下説明すると
・男体山(新宮大権現)
祭神:大己貴命
本地:千手観音
応用:大黒天
・女峰山(滝尾大権現)
祭神:田心姫命
本地:阿弥陀如来
応用:辨才天
・太郎山(本宮大権現)
祭神:味耜高彦根神
本地:馬頭観音
応用:毘沙門天
この三山を日光三所大権現として拝します。
また日光山独自ですが、この日光三所大権現とは別に峯中本尊として金剛童子を崇めます。
日光の山中の至る所に金剛堂があるのはそのためです。
なので私は個人的には日光の山行に行く時は前もって金剛童子法を修法して行きます。
日光山は他の山に比べると廃仏毀釈も緩やかでその殆どが破壊されずに済みました。
しかし現在、輪王寺、二荒山神社、東照宮の二社一寺となってますが、明治以前はすべて輪王寺の塔頭でした。
備考としては神橋から龍頭ノ滝までずーっと舗装路が続きます。
なので今回はいつもの地下足袋ではなくフルマラソン対応のアシックスのゲルカヤノで出発です。
本格的に登山になるのは湯元温泉寺を過ぎてからになります。
本宮神社本殿。四本龍寺から少し下がるとすぐにあります。のちに現在の二荒山神社が建立されると新しいお宮ということで新宮と呼ばれ、こちらは本の宮なので本宮と呼ばれます。
本宮神社から引き返し、神橋の向かい側にある深沙王社でご法楽します。日光の開山の勝道上人が大谷川を渡ろうとしたが爆流のため渡れず、その時深沙大王が現れて橋を架けてくれたため渡れたという伝承があるので非常に大切にされてます。
深沙王社の左手の長坂を登り山内(さんない)へ向かいます。山内とは輪王寺三仏堂や東照宮、二荒山神社周辺を山内と云います。
シルエットになっちゃいましたが日光開山の勝道上人像です
山内からちょっと離れてますが清瀧神社。ここでご法楽。この神社の裏の滝水は輪王寺の重要な儀式の時に使われてました。
「馬返し」まで来ました。ここで少し休憩して長い長い「いろは坂」へ向かいます。
第1いろは坂の登り口です。第1いろは坂は車だと下り専用道路になりますが、昔は正式な登りルートになります。
いろは坂途中の女人堂。昔はここから女人禁制でした。
ドリフト族が落書きだのして荒らすので今は入れなくなっています。
いろは坂途中の方等の滝
同じく般若の滝
滝へ向かいお供が立螺奏上
中ノ茶屋前の供養塔
中ノ茶屋跡
8時半、いろは坂を登り日本三大名爆の一つ、華厳の滝に到着しました。
華厳の滝を過ぎて二荒山中宮祠の鳥居の前を左手に進むと中禅寺参道となります。中禅寺へ向かいます
中禅寺参道途中にある日光開山勝道上人を祀る開山堂。ご法楽します。
8時55分、中禅寺到着
正門上部
仁王像
裏の風神
雷神像
鐘楼
中禅寺境内
顕密護摩壇
身代わり瘤
愛染堂前の愛染かつら
愛染堂
愛染堂内部。ここの愛染さまは縁結びに験があります。私も三回叶えてもらってます💖ただあくまでも縁結びであって特定の相手だと難しいです。コツは細かく言うこと。なので特定の相手はいないがパートナーが欲しい、結婚したいが縁がなかなか付かない人などはこちらでお願いして下さい。叶ったら必ず2人でお礼参りを忘れずに(^_^)
中禅寺本堂。丁寧にご法楽します。
本堂右手の大黒堂
中禅寺参道を引き返して鳥居をくぐって二荒山神社中宮祠参道を行きます
9時半、二荒山中宮祠到着
中宮祠正門前
正門前の左手にある中宮祠稲荷社
正門をくぐって拝殿に向かいます
拝殿前で丁寧にご法楽。
拝殿の右に行くと男体山の登拝口があります。
中宮祠を後にして龍頭ノ滝へ向かいます。
11時15分、龍頭ノ滝に到着
龍頭観音堂内部
龍頭観音堂の隣の龍頭茶屋にある観瀑台からみる龍頭ノ滝
龍頭観音堂の左手脇にある登り口を登ると地図があります
戦場ヶ原を突き抜けて湯滝を目指します
コースタイムが書いてありますね
戦場ヶ原の眺め
戦場ヶ原自然研究路はこのような道がずーっと続きます
湯滝到着。素晴らしい滝です。ここで休憩。コンビニ擬きや食事処もありますので補給もできます。この湯滝の右手に登り口があるのでどんどん登って湯ノ湖を目指します。
湯ノ湖に到着。この湯ノ湖右手の道を通り湯元に向かいます。
後編へ続きます。