世界政府系の陰謀論はこのハートランド理論を裏返しにして、更に世界を支配者と被支配者に分ける左翼の階級闘争史観をミックスしたもんだね。
よく陰謀論者が、支配者が我々を右と左に分けて分断統治してるんだ!我々は踊らされてるんだ!と上から目線で自分だけ枠外にいると勘違いして自己陶酔している主張を目にするが、違う。
まったくの階級闘争史観に取り込まれていることに気付かず、自分で勝手に踊ってるんだよ。
踊らされてるんじゃなく、自ら踊ってるんだ。
人は愚かな絵描きのようなもんで、自分が描き出した世界に自ら怯えてる。
世界は自分の心が作り出すものなのだ。
まぁ、思想を学んだことのない人は自分がどの立ち位置にいるか分からないし、振り回されてるのも分からないもんだね。
さてさて、
(・_・) 長いのでお茶の準備を…
この前ネット上で、「ハートランド理論の間違いはソ連崩壊によって証明された」といった意見を見かけた。
ソ連崩壊の原因については様々な説があるが、概ね米国による包囲網に対抗する為の軍拡と、長年にわたる戦時経済よる国力の低下がその原因でしょ?
「いかなる国家も大海軍国と大陸軍国を同時に兼ねることはできない」byマハン
という米国の海軍戦略に現在に至るまで影響を与えたシーパワー理論の提唱者であるマハンのテーゼに反したからともいえる。
これをそのまま取れば、包囲してその膨張を食い止めないと膨張するってことだよね?
その事は今のロシアの政策を考える上でも当てはまるし。
まず、中東も含めロシアがハートランドだとする。
最近ロシアがユーラシア経済連合を推進する声明を発表したが、これはワールドアイランド(世界島)の征服宣言と同じ。
その手始めがユーラシア経済連合であると言うこと。
この連合が実現され強化されれば必然的にハートランドは手に入る。
一方、アメリカは核包囲網による冷戦終結後から徐々にではあるがアメリカ自身がハートランド支配を目論んで?大陸に関与し過ぎた。
ここで思い出していただきたいのはマハンの重要なテーゼである
「大海軍国は大陸軍国を兼ねることはできない」
である。
即ち大海軍国であるアメリカは大陸に膨大な国力を掛けすぎ疲弊している。
このことは我が国も大海軍国であったのにもかかわらず大陸への泥沼に引き摺られ国力を疲弊し、その海軍の実力を発揮できぬままに敗戦を決定付けられたのを考えれば分かる。
これはそのままハートランドに対する米ロ主導権争いと見れる。
即ちアメリカがハートランドに介入すればするほど国力を疲弊せざるを得なくなり、またロシアを利することとなる。
これは冷戦はまだ終わってない、或いは新しい冷戦の復活と言うべきかもしれない。
アメリカからしたら大陸封じ込め戦略からのハートランド支配、ロシアからしたらその封じ込め戦略を打開するためのユーラシア連合、そしてハートランドの支配。
従ってロシアはマッキンダーのテーゼを地で行っていると思われる。
ウクライナ紛争も、ウクライナに手を出しては行けないのは第二次世界大戦以降、いや、日露戦争以降世界の常識。
ネオコンの策略かアメリカ自身の奢りかは何れ判明するにせよ、ここにアメリカが触手を伸ばしたのはロシアに対する挑発行為以外の何者でもない。
今後、北極洋がさらに開発され新しい海洋ルートが開拓されるまでロシアはウクライナを絶対手放さない。
なので現段階ではヨーロッパ半島は今まで通りリムランド連合に付くか、ユーラシア連合に付くかの択一を迫られている状況と言える。
しかし、エネルギー供給をロシアに頼り、ヨーロッパ半島の為にアメリカは核を使用できない以上、ロシア側の有利となっている。
ましてやロシアが地中海に軍港を作ろうとすることを考えれば、現在でもハートランド理論が正しいことを証明してると思う。
ってことはソ連崩壊によって逆にハートランド理論の正しさが証明されたってことでしょ。
そしてソ連を崩壊させた大陸封じ込め戦略はマッキンダーの理論を受け継いだ米国の地政学者スパイクマンの有名なテーゼ
「リムランドを制するものはユーラシアを制し、ユーラシアを制するものは世界の運命を制す」
を根拠としハートランドをリムランドで包囲してしまえ!っていうリムランド理論を米国が忠実に実行したから。
◎ハートランドは流動的
そもそもマッキンダー自身もその時の情勢によってハートランドの範囲を三回は変えてる。
マッキンダーは政治的な力が行使される地理的なロケーションは時の流れによって変化し、その変化は交通手段と兵器のテクノロジーによって発生することを強調してるし。
これはつまり地政学自体、流動的に考える学問な訳で。
またマッキンダーが三国志でも知っていたとしたら位置的にはリムランドだけど第二ハートランドというか中華ハートランドとして支那も位置付けしていたと思う。
この前、馬渕とか言う元官僚の外交官の陰謀論の本を読んだんだけど、第二次世界大戦中、盛んに米露はつながっていたことを論証しようとユダヤ陰謀論を振りかざしてた。
どーしてこんな頭がスカスカでパカパカなのが持て囃されるのか理解に苦しむ。
当時のハートランドはドイツだよ?
つまりドイツが欧米露の共通の敵になるわけだから米が露を支援するの当たり前じゃね?
んでドイツが敗れロシアが速攻でハートランドを取ったんで欧米の脅威になってロシアと敵対。
日本が敗れるまで国民党の蒋介石を援助して、敗れたあと共産党の毛沢東を援助したのとおんなじ理屈だわ。
結論としてイデオロギー戦争って言われた先の大戦から冷戦は、実はハートランドの膨張を制する戦争でもあった訳でさ。
最近、話題になった
Iam not Abe!
とか言ってた自意識過剰で妄想狂の古賀も、この馬渕も孫崎も、どーしてこうも官僚にはバカばっかしかいねーんだろーね?
しかも揃って陰謀論者だし。
何も陰謀論を否定してる訳じゃないけど、コイツらに足りないのは国際政治学的リアリズム理論と地政学的な知識だと思う。
国際常識であるリアリズム理論と地政学を知らずに外交官なんぞやるのは、交通ルールを知らないドライバーみたいなもんじゃない?。
ん?当時のソ連の支配層は殆どがユダヤ人であって今はロシア民族主義のプーチンだから大丈夫だって?
残念ながらそう言うユダヤ陰謀論者はソ連以前の帝政ロシア、またそれ以前のロシアが他民族に対して何をしてきたか?その上でどんだけ膨張したか?つまりどんだけ侵略を繰り返してきたか、そういった歴史を知らないと思う。
プーチンが救世主?
これね、安倍が救世主とか言ってるネトウヨや、小沢や山本ってガキが救世主とか言ってるネトサヨと同レベルの宗教的信仰問題だと思うよ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ヤレヤレ
まぁ、人種は関係ないんだわ。
あの地理的な状況に置かれたら侵略病にかかるんだよね。
それを地政学が論証し歴史が証明してると思う。
よく陰謀論者が、支配者が我々を右と左に分けて分断統治してるんだ!我々は踊らされてるんだ!と上から目線で自分だけ枠外にいると勘違いして自己陶酔している主張を目にするが、違う。
まったくの階級闘争史観に取り込まれていることに気付かず、自分で勝手に踊ってるんだよ。
踊らされてるんじゃなく、自ら踊ってるんだ。
人は愚かな絵描きのようなもんで、自分が描き出した世界に自ら怯えてる。
世界は自分の心が作り出すものなのだ。
まぁ、思想を学んだことのない人は自分がどの立ち位置にいるか分からないし、振り回されてるのも分からないもんだね。
さてさて、
(・_・) 長いのでお茶の準備を…
◎ハートランド理論は生きている
「東欧を制するものはハートランドを制し、ハートランドを制するものは世界島を制し、世界島を制するものは世界を制す。」byマッキンダー
上は地政学の祖マッキンダーの有名なテーゼ。
世界島ってのはユーラシア大陸とアフリカ大陸をつなげたもの。
「東欧を制するものはハートランドを制し、ハートランドを制するものは世界島を制し、世界島を制するものは世界を制す。」byマッキンダー
上は地政学の祖マッキンダーの有名なテーゼ。
世界島ってのはユーラシア大陸とアフリカ大陸をつなげたもの。
この前ネット上で、「ハートランド理論の間違いはソ連崩壊によって証明された」といった意見を見かけた。
ソ連崩壊の原因については様々な説があるが、概ね米国による包囲網に対抗する為の軍拡と、長年にわたる戦時経済よる国力の低下がその原因でしょ?
「いかなる国家も大海軍国と大陸軍国を同時に兼ねることはできない」byマハン
という米国の海軍戦略に現在に至るまで影響を与えたシーパワー理論の提唱者であるマハンのテーゼに反したからともいえる。
これをそのまま取れば、包囲してその膨張を食い止めないと膨張するってことだよね?
その事は今のロシアの政策を考える上でも当てはまるし。
まず、中東も含めロシアがハートランドだとする。
最近ロシアがユーラシア経済連合を推進する声明を発表したが、これはワールドアイランド(世界島)の征服宣言と同じ。
その手始めがユーラシア経済連合であると言うこと。
この連合が実現され強化されれば必然的にハートランドは手に入る。
一方、アメリカは核包囲網による冷戦終結後から徐々にではあるがアメリカ自身がハートランド支配を目論んで?大陸に関与し過ぎた。
ここで思い出していただきたいのはマハンの重要なテーゼである
「大海軍国は大陸軍国を兼ねることはできない」
である。
即ち大海軍国であるアメリカは大陸に膨大な国力を掛けすぎ疲弊している。
このことは我が国も大海軍国であったのにもかかわらず大陸への泥沼に引き摺られ国力を疲弊し、その海軍の実力を発揮できぬままに敗戦を決定付けられたのを考えれば分かる。
これはそのままハートランドに対する米ロ主導権争いと見れる。
即ちアメリカがハートランドに介入すればするほど国力を疲弊せざるを得なくなり、またロシアを利することとなる。
これは冷戦はまだ終わってない、或いは新しい冷戦の復活と言うべきかもしれない。
アメリカからしたら大陸封じ込め戦略からのハートランド支配、ロシアからしたらその封じ込め戦略を打開するためのユーラシア連合、そしてハートランドの支配。
従ってロシアはマッキンダーのテーゼを地で行っていると思われる。
ウクライナ紛争も、ウクライナに手を出しては行けないのは第二次世界大戦以降、いや、日露戦争以降世界の常識。
ネオコンの策略かアメリカ自身の奢りかは何れ判明するにせよ、ここにアメリカが触手を伸ばしたのはロシアに対する挑発行為以外の何者でもない。
今後、北極洋がさらに開発され新しい海洋ルートが開拓されるまでロシアはウクライナを絶対手放さない。
なので現段階ではヨーロッパ半島は今まで通りリムランド連合に付くか、ユーラシア連合に付くかの択一を迫られている状況と言える。
しかし、エネルギー供給をロシアに頼り、ヨーロッパ半島の為にアメリカは核を使用できない以上、ロシア側の有利となっている。
ましてやロシアが地中海に軍港を作ろうとすることを考えれば、現在でもハートランド理論が正しいことを証明してると思う。
ってことはソ連崩壊によって逆にハートランド理論の正しさが証明されたってことでしょ。
そしてソ連を崩壊させた大陸封じ込め戦略はマッキンダーの理論を受け継いだ米国の地政学者スパイクマンの有名なテーゼ
「リムランドを制するものはユーラシアを制し、ユーラシアを制するものは世界の運命を制す」
を根拠としハートランドをリムランドで包囲してしまえ!っていうリムランド理論を米国が忠実に実行したから。
◎ハートランドは流動的
そもそもマッキンダー自身もその時の情勢によってハートランドの範囲を三回は変えてる。
マッキンダーは政治的な力が行使される地理的なロケーションは時の流れによって変化し、その変化は交通手段と兵器のテクノロジーによって発生することを強調してるし。
これはつまり地政学自体、流動的に考える学問な訳で。
またマッキンダーが三国志でも知っていたとしたら位置的にはリムランドだけど第二ハートランドというか中華ハートランドとして支那も位置付けしていたと思う。
この前、馬渕とか言う元官僚の外交官の陰謀論の本を読んだんだけど、第二次世界大戦中、盛んに米露はつながっていたことを論証しようとユダヤ陰謀論を振りかざしてた。
どーしてこんな頭がスカスカでパカパカなのが持て囃されるのか理解に苦しむ。
当時のハートランドはドイツだよ?
つまりドイツが欧米露の共通の敵になるわけだから米が露を支援するの当たり前じゃね?
んでドイツが敗れロシアが速攻でハートランドを取ったんで欧米の脅威になってロシアと敵対。
日本が敗れるまで国民党の蒋介石を援助して、敗れたあと共産党の毛沢東を援助したのとおんなじ理屈だわ。
結論としてイデオロギー戦争って言われた先の大戦から冷戦は、実はハートランドの膨張を制する戦争でもあった訳でさ。
最近、話題になった
Iam not Abe!
とか言ってた自意識過剰で妄想狂の古賀も、この馬渕も孫崎も、どーしてこうも官僚にはバカばっかしかいねーんだろーね?
しかも揃って陰謀論者だし。
何も陰謀論を否定してる訳じゃないけど、コイツらに足りないのは国際政治学的リアリズム理論と地政学的な知識だと思う。
国際常識であるリアリズム理論と地政学を知らずに外交官なんぞやるのは、交通ルールを知らないドライバーみたいなもんじゃない?。
ん?当時のソ連の支配層は殆どがユダヤ人であって今はロシア民族主義のプーチンだから大丈夫だって?
残念ながらそう言うユダヤ陰謀論者はソ連以前の帝政ロシア、またそれ以前のロシアが他民族に対して何をしてきたか?その上でどんだけ膨張したか?つまりどんだけ侵略を繰り返してきたか、そういった歴史を知らないと思う。
プーチンが救世主?
これね、安倍が救世主とか言ってるネトウヨや、小沢や山本ってガキが救世主とか言ってるネトサヨと同レベルの宗教的信仰問題だと思うよ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ヤレヤレ
まぁ、人種は関係ないんだわ。
あの地理的な状況に置かれたら侵略病にかかるんだよね。
それを地政学が論証し歴史が証明してると思う。
◎結論としての北極洋
米が近い将来オフショアバランシングにシフトしてグァム或はハワイに撤退したら、我が国は地政学的に見て独自のリムランド理論を構築しなければならない。
私見ではそれは、北極洋の開拓いかんに掛かってると思う。
この北極洋が開拓されれば北欧までの距離が現在の半分となる。
そうすれば日本、東南アジア、オーストラリア、インド、中東、北欧のリムランド同盟による中露ハートランド包囲網が出来る。
また最近、油田が見付かったイギリスも加えなきゃ。
実際、軍事レベルでは一昨年から日英軍事演習が計画されている。
即ち、スパイクマンのリムランド理論もハートランド理論も、死んじゃいねぇのよ・・・。
「人間の行動は、自然そのものではなくて人間自身が引き起こすものだが、その人間の動きを支配しているのは大部分が自然の力なのである」byマッキンダー
米が近い将来オフショアバランシングにシフトしてグァム或はハワイに撤退したら、我が国は地政学的に見て独自のリムランド理論を構築しなければならない。
私見ではそれは、北極洋の開拓いかんに掛かってると思う。
この北極洋が開拓されれば北欧までの距離が現在の半分となる。
そうすれば日本、東南アジア、オーストラリア、インド、中東、北欧のリムランド同盟による中露ハートランド包囲網が出来る。
また最近、油田が見付かったイギリスも加えなきゃ。
実際、軍事レベルでは一昨年から日英軍事演習が計画されている。
即ち、スパイクマンのリムランド理論もハートランド理論も、死んじゃいねぇのよ・・・。
「人間の行動は、自然そのものではなくて人間自身が引き起こすものだが、その人間の動きを支配しているのは大部分が自然の力なのである」byマッキンダー