お盆の真っ只中。
仏壇を守っている私は、ひょっこりお参りに訪れる親族を待ちながら、暑さも手伝って少々くたびれ気味です。
田舎のお盆は、その家の風習で、訪れた方に、お決まりの料理を数種揃えてお出しするらしいです。
でも私は、だんだん簡素化していって、このお煮しめだけを作ることにしています。
左から反時計回りに、ぜんまい、筍、切り干し大根、こんにゃく、あげ、昆布、アルミホイルの中にきんぴらごぼう、中心にしいたけ、飾り人参。
ひとつひとつ別鍋で作って、素材の特徴を引き出すように味をつけます。
干しぜんまいは、最近ほとんど見かけません。ワンチャンスでものにしたものです。
筍は、春の最盛期に、茹でたものをまる一日軽く干して冷凍させておいたものです。
干し大根もしかり・・・
ですから、この一皿には、ただ味をつけただけではなく、半年間の積み重ねが凝縮しているんですけど・・・
食べる人にはここまでわかってもらえないでしょうね!
まぁ、作った私が満足していることでよしとしましょう。