降り坂で膝に負担がかかるのは上半身の重みが骨盤(股関節)に乗っていない事が原因です。

ポイントは「骨盤の前傾」です。

99%以上の人は骨盤と肋骨が癒着しているので肋骨を骨盤と一緒に倒し、膝を深く曲げ、親指付け根重心にした「誰でも出来る股関節の捉え」(北京原人姿勢)でないと上半身の重みが骨盤(股関節)に乗りません。

上半身の重みが正確に骨盤(股関節)に乗らないと降り坂では膝に大きな負担が掛かり膝痛の原因になります。

実は多くの人は普段から膝に負担をかけているのですが降り坂の方が負荷が強く自覚しやすい為、良いチェック方法になります。

平地の時より捉えの難易度が高いと言えます。

具体的な方法は以下です。


膝を曲げて、骨盤を前傾させて、足の親指の付け根に重心が落ちる姿勢にする。


軽くお腹を凹ませる。


更にお尻を軽く後ろに突き出し、骨盤の前傾をそのままで胸を斜め上に引き上げる。


その姿勢を維持したまま降りる。

上半身の重みが骨盤(股関節)に乗ると胴体深部が活性化するので必ず手が軽く上がる様になるので降りる動作をする前にチェックすると良いです。 

正しく股関節に上半身の重みが股関節に乗った状態で降りると膝への負担が一切なくなります。

重心の保持力も上がるので路面が凍っていても滑って転び難くなります。

ほとんどの人は本人が思っている以上に膝を深く曲げて、前屈みになら無いと股関節に乗りません。

また始めは北京原人姿勢自体に苦痛、違和感を強く感じるかも知れませんが、これは背中と腰周りの強い癒着がそのままだからで「誰でも出来る股関節の捉え」(北京原人姿勢)を前提にした癒着を取る体操して、普段の姿勢を上半身の重みを骨盤に乗せた姿勢の意識を継続する事で徐々に無くなります。



肋骨と骨盤の癒着がある程度取れれば北京原人姿勢で無くても可能です。





直接習って、施術を受ければ良くなる過程をショートカットする事は出来ますが「癒着した身体で生きてきた意識を変える」=脳トレーニング
という事なのでいずれにせよ根気が必要です。